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お天気豆知識(2025年11月07日(金))

みかんカレンダー
みかんカレンダー

冬の果物といってまず思い浮かぶものは、みかんではないでしょうか。寒い冬にぬくぬくと暖かいこたつで食べるみかんはおいしいものですが、みかんには冬に出回る「温州(うんしゅう)みかん」のほかにもたくさんの種類があるのです。
秋から冬にかけて、旬のみかんは「早生温州(わせうんしゅう)」から「温州みかん」へと移っていきます。いずれも皮が薄くてむきやすく、甘味と酸味のバランスがとれたみかんです。
冬の寒さが本格的なものになると、甘くて香りのよい「伊予柑(いよかん)」がお店に並び始めます。
そして、冬の寒さも峠を越え、暦の上では春を迎えるころ、さっぱりとした味と歯ごたえのある「八朔(はっさく)」やオレンジのような風味を持った「清見(きよみ)」、甘味も酸味も強い「鳴門(なると)」が食べられるようになります。
4月から初夏にかけては、果汁が多くて酸味もある「夏みかん」が出回ります。季節にあわせて旬のみかんを味わいたいものですね。

みかんの袋とスジ
みかんの袋とスジ

みかんは白いすじや袋を取り除いてから食べる、という方は少なくありませんが、その袋やすじにも体によいさまざまな効果があります。
みかんには「ペクチン」と呼ばれる食物繊維の一種が含まれていますが、それは実よりもすじや袋に多く含まれています。そのため、すじを取り除かず袋のまま食べれば便秘の解消に効果を発揮してくれるのです。
また、袋とすじには「ヘスペリジン」と呼ばれる成分も多く含まれていて、毛細血管を丈夫にするだけでなく、血液中の中性脂肪を減らして動脈硬化も防いでくれます。
さらにヘスペリジンは、ビタミンCを助けて活性酸素を除去するので、血管の収縮機能を安定させ、血圧の上昇を抑える働きも持っています。
味にはこれといった魅力のない袋とすじですが、栄養面ではたいへん優れているのです。

過去のお天気豆知識

葉が落ちる意味 (2026年11月02日(月))
うお座 (2026年11月01日(日))
肱川(ひじかわ)あらし (2026年10月31日(土))
ハロウィーン・1 (2026年10月30日(金))
肌の乾燥 (2026年10月29日(木))
霜と霜柱 (2026年10月28日(水))

各地の天気

お天気豆知識

葉が落ちる意味

葉が落ちる意味

通りや公園などでは、木の葉がはらはらと舞い落ちる姿が見られるようになりました。なぜ秋から冬にかけて木の葉はいっせいに落葉するのでしょうか。乾燥する冬に青い葉がついていると、葉の裏の気孔と呼ばれる小さな穴からどんどん水分が失われて、木全体が死んでしまいます。そのため、樹木は冬に備えて水分の損失を防ぐために、自ら葉を切り離すのです。ほかにも、体内にたまった老廃物を捨てるという目的もあります。動物は排せつにより老廃物を外に出すことができますが、植物はそれができません。このため落葉樹は葉に集まってきたいらないものを、一年に一度葉ごと捨てるために葉を落とすのです。また、冬は夏に比べて太陽の光が弱く、養分を作るための光合成が活発ではないため、葉を保つことができないという理由もあると言われています。このような理由から、気温が下がり日照時間が短くなると、自然と樹木から葉が切り離されます。きれいに紅葉した葉が落ちるのを見ると何となくもの悲しくなるものですが、木々は自分の体の一部を切り離して冬を乗り切る準備をしているのですね。

うお座

うお座

秋は暗く目立たない星座が多く、「うお座」もやはり、4等星以下の暗い星から構成されています。うお座は、南の空のペガススの四辺形のすぐ南から東の方にかけて広がっていて、その星座絵は2匹の魚がひもでつながっている様子が描かれています。ひもの折り目のような部分から北にある魚を「北の魚」、西にある魚を「西の魚」と言います。ギリシア神話によると、2匹の魚は美と愛の女神「アフロディーテ」とその子「エロス」が怪物テュフォンに襲われ、川へ飛び込んで逃げるときに化けた魚の姿とされていて、ひもは母子が離ればなれにならないためのものだとか、母子のきずなを表したものとされています。ちなみにアフロディーテは「ビーナス」、エロスは「キューピット」とも呼ばれます。うお座を含め、星占いに登場する星座は、太陽の通り道である「黄道」の上にあります。そしてこの「黄道」と天の赤道が交わるところが、春分点と秋分点と呼ばれます。その昔、春分点にある星座がおひつじ座であったため、星占いの星座はおひつじ座から始まり、うお座で終わったのでした。しかし、地球の自転軸の方向が毎年少しずつ変化する歳差という現象のため、今ではその春分点がうお座(「西の魚」のすぐ南)に移っています。つまり、春分の日の太陽は、現在、うお座の方角にあるのです。

肱川(ひじかわ)あらし

肱川(ひじかわ)あらし

秋は周期的に高気圧に覆われて穏やかな晴れの日がやってきます。昼は過ごしやすいのですが、夜間は放射冷却現象が強まって地面付近の空気が冷やされ、霧が発生しやすくなります。とくに盆地などでは顕著に現れ、愛媛県の大洲盆地(おおずぼんち)では、大変珍しい霧の現象を見ることができます。大洲盆地にできた霧が肱川(ひじかわ)沿いを下り、強風とともに瀬戸内海沿岸の大洲市長浜(おおずしながはま)まで流れ出て、時には瀬戸内海の数キロ沖合までを一続きに覆うことがあるのです。この霧を伴った風は、「肱川あらし」と呼ばれています。す。例年、11月ごろから3月ごろにかけて見られる現象で、12月に最も頻繁に現れます。肱川あらしは非常に冷たい風で、肱川河口の長浜あたりで強風となって瞬間的に風速20メートルに達することもあります。ただ、肱川あらしが吹き荒れるのは朝だけで、午前中のうちに風も収まって霧も消え、昼からは穏やかな晴天になります。高気圧に覆われて晴れそうな日に訪れてみれば、壮大な霧を見ることができるかもしれませんね。