@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気

お天気豆知識(2024年11月03日(日))

みかんカレンダー
みかんカレンダー

冬の果物といってまず思い浮かぶものは、みかんではないでしょうか。寒い冬にぬくぬくと暖かいこたつで食べるみかんはおいしいものですが、みかんには冬に出回る「温州(うんしゅう)みかん」のほかにもたくさんの種類があるのです。
秋から冬にかけて、旬のみかんは「早生温州(わせうんしゅう)」から「温州みかん」へと移っていきます。いずれも皮が薄くてむきやすく、甘味と酸味のバランスがとれたみかんです。
冬の寒さが本格的なものになると、甘くて香りのよい「伊予柑(いよかん)」がお店に並び始めます。
そして、冬の寒さも峠を越え、暦の上では春を迎えるころ、さっぱりとした味と歯ごたえのある「八朔(はっさく)」やオレンジのような風味を持った「清見(きよみ)」、甘味も酸味も強い「鳴門(なると)」が食べられるようになります。
4月から初夏にかけては、果汁が多くて酸味もある「夏みかん」が出回ります。季節にあわせて旬のみかんを味わいたいものですね。

みかんの袋とスジ
みかんの袋とスジ

みかんは白いすじや袋を取り除いてから食べる、という方は少なくありませんが、その袋やすじにも体によいさまざまな効果があります。
みかんには「ペクチン」と呼ばれる食物繊維の一種が含まれていますが、それは実よりもすじや袋に多く含まれています。そのため、すじを取り除かず袋のまま食べれば便秘の解消に効果を発揮してくれるのです。
また、袋とすじには「ヘスペリジン」とよばれる成分も多く含まれていて、毛細血管を丈夫にするだけでなく、血液中の中性脂肪を減らして動脈硬化も防いでくれます。
さらにヘスペリジンは、ビタミンCを助けて活性酸素を除去するので、血管の収縮機能を安定させ、血圧の上昇を抑える働きも持っています。
味にはこれといった魅力のない袋とすじですが、栄養面ではたいへん優れているのです。

過去のお天気豆知識

洗濯槽のカビ2025年06月18日(水)
ベニバナ2025年06月17日(火)
泥はねしない歩き方2025年06月16日(月)
木炭2025年06月15日(日)
南風(はえ)2025年06月14日(土)
天気と紫外線2025年06月13日(金)

各地の天気

お天気豆知識

洗濯槽のカビ

洗濯槽のカビ

風呂場や台所は普段から手入れを心がけている人も多いと思いますが、カビが発生しやすい意外な場所として、洗濯機があります。現在、洗濯機は洗濯と脱水を1つの洗濯機で行える全自動型が主流になっていますが、全自動洗濯機にはカビが多く発生しやすいのです。全自動洗濯機の洗濯槽は二重構造になっていて、洗濯の際は外側の槽(洗濯槽)まで水を満たします。脱水の際は内側の槽(脱水槽)だけが回転し、水分をとばします。このため、洗濯・脱水が終わったあとでも、槽と槽の間にわずかな水分が残ってしまいます。カビはこの部分に発生するのです。カビが発生した洗濯機では、すすぎの水にもカビの胞子が放出されることになります。洗濯槽のカビの胞子は一度にすべてが放出されるのではなく、洗濯する度に少しずつ洗濯水の中に出ていきます。衣服にも当然カビが付着するので、洗濯槽のカビはアレルギー性皮膚炎などの原因となる可能性があります。さらに、カビのついた服を再び洗濯機で洗うと、洗濯機の中でカビが放出され、悪循環となります。洗濯機のカビは脱水槽の裏側という目に見えない場所に発生し、衣服まで汚染して健康を損ねることもあるので、梅雨の時期に限らず注意しておかなければなりません。

ベニバナ

ベニバナ

食用油の原料として知られるベニバナは、6月から8月ころに花を咲かせます。ベニバナの原産地は、中央アジアやナイル川流域と考えられていますが、はっきりとはわかっていません。ただ、人間との関わり合いは古く、エジプトでは紀元前にミイラを包む布の防腐剤として使用されていました。日本では6世紀後半に作られた奈良県の藤ノ木古墳(ふじのきこふん)からベニバナの花粉が発見されているので、少なくともこのころには日本には伝わっていたと言えるでしょう。ベニバナは現在、種から油のとれる植物として世界各地で栽培されています。ベニバナ油は、ほかの植物からとれる油と比べて、コレステロールが血管に付着するのを防ぐ働きのあるリノール酸を豊富に含んでいます。また、ベニバナは血行をよくしたり汗をだして熱を下げる働きがあるとされる「紅花(こうか)」という漢方薬にも利用されてきました。そして、美しい花から色素を取り出し、染料としても使われてきました。その色の美しさだけではなく、ベニバナで染めた布には防虫効果や腐りにくいといった利点があるため、とても重宝されてきたのです。ベニバナから取り出せる色素は2種類あって、花の色と同じ黄色い色素のほかに赤色の色素も取り出すことができます。赤色の色素は貴重だったため、ベニバナのことを「くれない」などと呼んで大事にされてきたのです。

泥はねしない歩き方

泥はねしない歩き方

外出時に雨が降っていると、服に泥がはねないか気になりますね。特に泥のシミは洗濯しても落ちにくいため、雨の日の外出は憂うつに感じるかもしれません。しかし、歩き方を少し工夫するだけでずいぶんと違ってくるものです。泥はねがしないように歩くには、まずは、ゆっくりと歩くことが重要です。急いで歩くと泥がはねやすくなるので、外出時は時間にゆとりをもって出かけましょう。また、かかとをあまり上げないように、地面をけらないようにして歩き、着地する時は、かかとからではなく、つま先からするようにします。雨の日の外出には、是非このような歩き方を試してみて下さい。