夏の終わりから秋にかけてが旬である果物のひとつに梨があります。梨は大きく、日本梨、中国梨、西洋梨の3つに分けられます。その中でも、日本でよく親しまれているのは日本梨と西洋梨です。
日本梨はシャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴です。独特の食感は、日本梨の果肉に石細胞(せきさいぼう)と呼ばれるものが多くあるためです。石細胞とは通常野菜や果物の皮の部分にある固い細胞膜で覆われた細胞のことで、日本梨の場合、皮だけでなく果肉にもあるためシャキシャキとした食感が楽しめるのです。
一方、西洋梨にはシャキシャキとした感じはなく、果肉はとてもやわらかで、みずみずしいと言うよりはしっとりしています。中でも「ラ・フランス」が有名で、日本でも東北地方で栽培されています。
西洋梨は日本梨とは違い、木になっているときは熟していないため、もぎとってから追熟(ついじゅく)をしないといけません。
追熟の日数は品種によって異なりますが、1週間から3週間くらい常温で置いておき表面の色が黄みを帯びてきて、弾力、香りが出てきたら食べごろです。
お天気豆知識(2025年08月30日(土))


日本梨には色々な種類がありますが、収穫の時期がずれているため、それだけでも季節の変化が感じられます。
そこで代表的な日本梨の収穫、出荷の時期を調べてみました。
8月、特に中旬以降は甘くてみずみずしい幸水(こうすい)が収穫の時期を迎えます。
そして8月の下旬から9月にかけては、豊水(ほうすい)や、きれいな黄緑色の二十世紀(にじゅっせいき)が出てきます。
9月の中旬から10月にかけては、新高(にいたか)と呼ばれる大きな梨の時期になります。その後も愛宕(あたご)など、赤ちゃんの頭くらいもある大きな梨が出回るようになり、冬にかけても日本梨を味わうことができます。
このように同じ日本梨でも、種類によって旬の時期が違うのです。梨の種類で秋の深まりを感じてみるのもいいかもしれませんね。