5月9日はアイスクリームの日です。これは、国産のアイスクリームが明治初めに製造販売されたのを記念してつくられました。
ところで、子供からお年寄りまで人気のあるアイスクリームはおいしいだけでなく栄養もある優秀な食品なのです。アイスクリームの主な原料は、牛乳に生クリームやバターなどの乳製品、それに砂糖などの甘味料です。そのほか、アイスクリームの種類によって、卵やチョコレート、バニラなどが加わります。
これらの材料でつくられたアイスクリームには、カルシウムにたんぱく質、ビタミンAなどが豊富に含まれています。
特に、日本人に不足しがちなカルシウムは、アイスクリーム1個(およそ130ミリリットル)で、1日に必要な量の約15パーセントを補給できます。しかも凍らせてあることで、その栄養素をあまり損なうことなく摂取できるのです。
アイスクリームは手軽にカルシウムが摂れる食品として、お年寄りの方にも骨粗しょう症の予防などにうってつけですね。
お天気豆知識(2025年05月08日(木))


アイスクリームを食べると太ってしまいそう、と気にしている方はいませんか。甘くて、乳脂肪分を豊富に含んでいるため、太りやすいというイメージがありますが、実はアイスクリームは太りにくい食品です。
気になるカロリーを見てみると、アイスクリームは100グラムあたり180キロカロリーです。一方、食パンは260キロカロリー、ショートケーキは340キロカロリーで、カロリーはショートケーキの半分ほどです。
しかし、太りにくいといわれる理由はそれだけではありません。食べ物に含まれる脂肪分は体の中に入ると、エネルギー源になるものと、脂肪として蓄積されるものに分かれます。アイスクリームの脂肪分は、これらのうちのエネルギー源になりやすい性質があり、体の中に蓄積されにくいので、太りにくいのです。
また、アイスクリームの冷たさにも秘密があります。冷たいアイスクリームを食べると体が冷えてしまいますが、その後、体は体温を戻そうとしてエネルギーを消費するのです。アイスクリームを食べただけでエネルギー消費が高まり、結果として脂肪として蓄積される量が減ります。
アイスクリームが太りにくいというのには、このような理由があったのですね。