@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気

お天気豆知識(2025年04月18日(金))

みなみじゅうじ座
みなみじゅうじ座

星座にあまり詳しくない方も「南十字星」の名前は聞き覚えがあるのではないでしょうか。南十字星は4つの星からなる星座でみなみじゅうじ座のことです。
みなみじゅうじ座は、見かけ上の大きさが全天で最も小さい星座です。それなのに、1等星を2つももっているのです。
1つの星座の中に1等星以上の明るい星を複数持つ星座は、オリオン座、ケンタウルス座、そしてみなみじゅうじ座と、全部で88ある星座の中でわずか3つしかないことからも明るく輝く星座ということが想像できるでしょう。
このようにみなみじゅうじ座は、明るい星が小さくまとまっているため、わかりやすく、見つけやすい星座なのです。
みなみじゅうじ座は、そのほかにも南の方角を知る目安となります。北半球では北の方向を示す北極星が航海の手がかりとなりますが、南半球には同様の常に真南を示す目立った星がありません。
十字架の長い方を4.5倍のばした場所が、ちょうど天の南極にあたり、真南になるので船乗りにとって重要な星座だったのです。
みなみじゅうじ座が見える地方に旅行することがあれば、是非探してみてはいかがでしょう。

みなみじゅうじ座の見える地域
みなみじゅうじ座の見える地域

みなみじゅうじ座は、主に南半球で見ることができ、特に、オーストラリア南部やニュージーランドなどでは一晩中見られ、オセアニアの人々にとっては国旗にも描かれるほど親しみのある星座です。
一方、北半球に住んでいる大部分の人はこの星座を見ることができません。しかし、日本でも南の方では見ることができる地域があるのです。
その境目はだいたい北緯32度で、宮崎、鹿児島、沖縄本島などではみなみじゅうじ座の一部が姿を現します。
さらに沖縄本島より南の宮古島や石垣島では、なんと4つの星が上がってくるので、みなみじゅうじ座の全体の姿を見ることができるのです。その境目は北緯26度あたりです。
この地域では5月にちょうど見やすい時間帯に現れるのでゴールデンウィークのころならば、夜10時ごろに南の低い空に見ることができそうです。ただ、みなみじゅうじ座が姿を現すのは南の低い空ですから、見るためには、南に水平線が見えるような場所が良いでしょう。
また、空気の澄んだ日のほうが見つけやすくなります。沖縄など南の方へ旅行を予定している方は、この機会に是非みなみじゅうじ座を探してみてはいかがでしょうか。

過去のお天気豆知識

穀雨(こくう)2025年04月19日(土)
みなみじゅうじ座2025年04月18日(金)
お茶の種類2025年04月17日(木)
竹の皮は2025年04月16日(水)
フジの名所(国の天然記念物)2025年04月15日(火)
旬の食材・ふき2025年04月14日(月)

各地の天気

お天気豆知識

穀雨(こくう)

穀雨(こくう)

4月20日は二十四節気の一つ、穀雨(こくう)です。穀雨とは、春雨が降って百穀をうるおすころ、という意味で、このころは雨がけむるように降って田畑をうるおし、農作物の生長を助けたり、種まきに良い時期をもたらすとされています。この時期は、私達にとっても過ごしやすい日が多いものですが、穀雨の次の二十四節気は「立夏(りっか)」、つまり夏のはじまりです。晩春の季語に「春暑し」、「春の汗」という言葉があるように、この時期になると夏のような暑さに見舞われることもあります。今の時期は日々の寒暖の差が大きいので、急な寒さや暑さにも対応できるよう春先の上着とともに夏服も用意しておく必要がありそうですね。

みなみじゅうじ座

みなみじゅうじ座

星座にあまり詳しくない方も「南十字星」の名前は聞き覚えがあるのではないでしょうか。南十字星は4つの星からなる星座でみなみじゅうじ座のことです。みなみじゅうじ座は、見かけ上の大きさが全天で最も小さい星座です。それなのに、1等星を2つももっているのです。1つの星座の中に1等星以上の明るい星を複数持つ星座は、オリオン座、ケンタウルス座、そしてみなみじゅうじ座と、全部で88ある星座の中でわずか3つしかないことからも明るく輝く星座ということが想像できるでしょう。このようにみなみじゅうじ座は、明るい星が小さくまとまっているため、わかりやすく、見つけやすい星座なのです。みなみじゅうじ座は、そのほかにも南の方角を知る目安となります。北半球では北の方向を示す北極星が航海の手がかりとなりますが、南半球には同様の常に真南を示す目立った星がありません。十字架の長い方を4.5倍のばした場所が、ちょうど天の南極にあたり、真南になるので船乗りにとって重要な星座だったのです。みなみじゅうじ座が見える地方に旅行することがあれば、是非探してみてはいかがでしょう。

お茶の種類

お茶の種類

仕事や勉強の後に飲む一杯のお茶は、これまでの張りつめていた気持ちをリラックスさせてくれてたいへん良いものです。また、お茶を囲んだ語らいのひとときは、お茶の香りなども手伝って和んだ雰囲気にさせてくれます。私たち日本人がよく飲み、馴染みのあるお茶と言えば緑茶、ウーロン茶そして紅茶があります。一見すると全く異なるこれらのお茶は、実は同じ「チャ」の木(学名、カメリア・シネンシス)から作られたものであることをご存じでしょうか。同じお茶の木からできる3つの種類のお茶は、それぞれの茶葉における製法の違いによって作られます。お茶の葉は、摘み取ってそのままにしておくと発酵によってすぐにしおれてしまいます。そこで、未発酵のまま蒸気で蒸し、茶葉の発酵を抑えたものが緑茶になります。緑茶の葉が緑色をしているのは発酵していないからです。また、ウーロン茶は、茶葉を揺すったり混ぜたりして発酵を緩やかに促し、途中で発酵を止めて作られます。そして、葉を完全にしおれるまで発酵させたものが紅茶になります。紅茶が褐色に変化するのは、この発酵が進んだことによります。同じ茶葉でも加工の違いで色や香り、味まで変わるとは不思議ですね。