@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気

お天気豆知識(2025年04月04日(金))

酔いの段階
酔いの段階

春は歓迎会やお花見などでお酒を飲む機会が多い時期です。お酒に含まれるアルコールは中枢神経系に作用するため、多くの人は「酔った」状態になります。
この「酔い」には段階があり、「ほろ酔い期」「めいてい期」「泥酔期」があります。それぞれの段階は血中のアルコール濃度に比例しています。
「ほろ酔い期」は多くの人が上機嫌になったり、判断力が鈍ってきたりしますが、この程度の飲酒ならば、緊張感や不安感を和らげてくれるため、リラックス効果があるとされています。
そしてさらに血中アルコール濃度が上がると「めいてい期」に入ります。この状態になると、千鳥足になったり、怒りっぽくなります。さらに酔いが進むと「泥酔期」となり、意識がはっきりせず、まともに立てない状態になります。
一般的に体重60から70キロの人がビール大ビンを1本飲むと、アルコールが消失するまでに3時間かかるといわれています。
そのため、短時間でたくさんのお酒を飲むと体が処理できずに急性アルコール中毒となることもあるのです。おいしくお酒を飲むためには、「ほろ酔い期」の段階で抑えておくのがいいですね。
大前提として、お酒は20歳になってから。また、飲酒後の運転は絶対にやめましょう。

こうなったら救急車
こうなったら救急車

4月は歓迎会やお花見などで、お酒を口にすることが多いのではないでしょうか。本来、お酒は楽しむために飲むものです。しかし、一気飲みなどで多量のお酒を飲み、急性アルコール中毒になるケースが毎年報告されています。
無理矢理お酒を飲ませたり、面白半分に飲まないことがもっとも大事ですが、万が一、一緒にお酒を飲んでいた人がまともに立てなくなったり、意識がはっきりしなくなる泥酔状態になったらどうすればいいのでしょう。
その場合、急性アルコール中毒の恐れがあるので症状を確認してください。たたいたり、呼んだりしても反応がなかったり、呼吸が乱れていたり、体温が下がっている場合はすぐに救急車を呼び、その際に飲酒の状況や症状を正確に伝えましょう。
ここで救急車が来るまでにやっておくことがあります。まず衣服を緩めて楽な格好にしてください。そして身体が冷えないよう毛布や上着などで保温します。このとき酔いをさまそうとして水をかけるのはさらに体温が下がるので危険です。
さらにおう吐する場合があるので、吐いた物が逆流して気道を塞がないよう注意し、必要に応じて横向きの体勢を保ちましょう。
無謀な飲み方をすると、どんなにお酒の強い人でも急性アルコール中毒になる恐れがあります。お酒の席では人に一気飲みを強要せず、自分の適量をマイペースで飲むよう心がけましょう。

過去のお天気豆知識

マリンスポーツいろいろ2025年07月16日(水)
海の色2025年07月15日(火)
蚊帳(かや)12025年07月14日(月)
うちわの歴史2025年07月13日(日)
日本の花火2025年07月12日(土)
花火の構造2025年07月11日(金)

各地の天気

お天気豆知識

マリンスポーツいろいろ

マリンスポーツいろいろ

海で行うスポーツには海に潜る、波に乗る、風に乗るものなど様々な種類があり、それらを総称してマリンスポーツといいます。例えば、海に潜るスポーツにはスキューバダイビングがあります。これはウェットスーツに身を包み、圧縮した空気をいれたタンクをかついで、潜水するスポーツで、1980年代に国内で広く普及しました。そして、海ならではのスポーツと言えば、波に乗るスポーツでしょう。サーフィンは、水に浮くボードを使って崩れ落ちる波の斜面を滑走するスポーツで、日本には1960年代にアメリカ人によって紹介されました。ボディボードは比較的新しいスポーツで、サーフィンのように立ち上がらず腹ばいになって行います。さらに、風に乗るスポーツの代表といえば、ボードセイリングやヨットです。ボードセイリングは、サーフィンで使うようなボードにマストと帆をつけて、風の力だけで進むもので、オリンピックのヨット競技の正式種目にもなっています。ヨットはマリンスポーツの中でも歴史が古く、17世紀初頭には娯楽やスポーツ専用として登場しています。このようなスポーツに代表されるマリンスポーツは広い海で行うため、開放感や爽快感はほかのスポーツにはないものです。場所によってはインストラクターがついているため、経験がなくてもすぐに始められることも利点です。今年の夏は新しい種目にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

海の色

海の色

夏本番を迎えると太陽の照りつける青い海に出かけたくなりますね。海の色は、手でその水をすくってみると透明なのにどうして青く見えるのか不思議に思いませんか。この秘密は太陽の光にあります。地上に降り注ぐ太陽の光は普段は色を感じませんが、実は、赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫という様々な色の光が混じり合ってできています。プリズムに太陽の光を通すと虹のように様々な色が現れることからもそれが分かるでしょう。この太陽の光が海の中に入ると、波長の長い赤や黄色などは海の水に吸収されてしまいます。しかし、波長の短い青い光は吸収されずに残ります。海が青く見えるのは、太陽の光のうち青の光が残り海の中で散乱するためなのです。このように海の色の見え方に太陽の光が関係しているとは意外なことですね。

蚊帳(かや)1

蚊帳(かや)1

夏は気温の高い日が多く、暑さにうんざりしてしまっている方も多いことでしょう。西日本、東日本では熱帯夜とよばれるほどの暑い夜がこれからしばらく続きますが、エアコンが普及した現代では熱帯夜でも寝苦しく感じることは少ないかもしれません。では、エアコンの無かった時代はどのように暑い夜を過ごしてきたのでしょうか。昔は蚊帳(かや)が夏の夜の必需品でした。蚊帳とは、麻などで編まれた寝具の覆いで、テントのように張って使います。虫除けと湿気よけの効果があるため、この中に入って寝れば、部屋の戸を開けておいても虫に刺されたり蚊の羽音に悩まされることはありません。外から入るやさしい風を感じながら、比較的涼しく眠ることができるのです。