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お天気豆知識(2025年03月18日(火))

ゴルフ
ゴルフ

次第に春めいてきて、野外スポーツにも適した季節になってきました。
春の陽気に誘われてさっそくゴルフに出かけたという方も少なくないことでしょう。
シーズン中は、テレビでも毎週のようにゴルフの大会が放映されるようになりますが、雨や強風の日、また炎天下の暑い日でもプレーは続けられます。
それは、ゴルフが自然の中で行うスポーツだからです。ゴルフ競技の規則には、落雷の危険がある場合を除き、気象条件がプレーを中断する正当な理由にはならないとあります。
ゴルフは雨や風、暑さや寒さなどといった環境を受け入れ、その中で最善のプレーをすることが求められるスポーツなのです。

ゴルフのルールと天気
ゴルフのルールと天気

ゴルフは風が強くても、大雨が降っていても行われるスポーツです。そのため風や雨などの天気がプレーに大きな影響を与えることもあり、ゴルフには天気に関わるルールがあります。
たとえば、止まっているボールが強い風で転がったとき、これを元の位置に戻してしまうと1打の罰則を受けることになります。
ゴルフは自然の中でプレーする競技なので、風の影響を受け入れなければなりません。そのため、この場合は風によって移動したその場所から次のショットを行うことになるのです。
また、雨の日にキャディに傘を差してもらった状態でボールを打った場合は、2打の罰則を受けます。なぜなら、ゴルフは一人で行うスポーツであるため、他人の助けを借りながらプレーをしてはいけないのです。強い降水の場合でも、ショットの瞬間だけは傘を持っているキャディに離れてもらうか、自分で傘を持ちながらボールを打つことになります。
このように、ゴルフのルールには天候など、さまざまな状況ごとに罰則が決められています。ルールを事前に知っておくことは、スコアをのばす上でもたいへん重要なのです。

過去のお天気豆知識

雪道の備え2025年12月14日(日)
流氷のでき方2025年12月13日(土)
つらら2025年12月12日(金)
雪女2025年12月11日(木)
ハタハタ2025年12月10日(水)
クリスマスツリー2025年12月09日(火)

各地の天気

お天気豆知識

雪道の備え

雪道の備え

気温が下がり路面が凍結する冬は、車のスリップ事故が増える季節です。雪道を安全に運転するには、タイヤチェーンを装備する場合とスタッドレスタイヤに履き替える場合との2つの選択があります。タイヤチェーンは、金属やゴム製の鎖をタイヤに巻き付けることで凹凸をつけ、雪に食い込ませて滑りを阻止するもので、雪の積もった道路はもちろん、凍結した道路にも対応します。一方のスタッドレスタイヤは、タイヤ自体に深い溝が付けてあり、低温でも硬くなりにくい素材でできています。そのため、チェーンがなくても摩擦力が強く、圧雪状態に特に強い特性があります。初めて車で雪道に行く場合には、タイヤチェーンかスタッドレスタイヤかで迷うところですが、それぞれに一長一短があります。一時的な雪道走行なら着脱が手軽なタイヤチェーンの方が便利ですが、長距離の走行はスタッドレスタイヤの方がふさわしいでしょう。雪道の運転は、一歩間違えると大きな事故になりかねないものです。出かける場所の道の特性などを十分加味した上で、準備するようにしたいものです。

流氷のでき方

流氷のでき方

12月も半ばになり、日に日に寒さが強まり、雪や氷に覆われる所が増えてきました。そしてオホーツク海も氷に閉ざされる季節がやってきます。流氷が北海道にやってくるのは平年1月ですが、徐々に寒さが増していく11月になるとシベリア大陸の沿岸では海が凍って「氷」が生まれ始めます。オホーツク海は、流氷に覆われる海としては最も低緯度にある海なのです。日本海や太平洋では凍らないのに、オホーツク海だけが凍るのはいくつか理由があります。ひとつは、オホーツク海がカムチャツカ島、千島列島、北海道などに囲まれた閉じた海であるということです。2つめは、アムール川の冷たい水がオホーツク海に大量に流れ込むことです。真水が海に大量に流れ込むと、海の表面の塩分の濃度が小さくなり、また水の対流がこの薄い部分でしか起こらないので、海が凍りやすくなるのです。つまり、オホーツク海は非常に浅い海と考えることができます。また3つめは冬にはオホーツク海に冷たいシベリアからの風が吹きつけて、海面を冷やすということが挙げられます。

つらら

つらら

冬になると、北国などでは軒先につららが垂れ下がっている光景をよく目にします。これは屋根の上などに積もった雪が溶けて水となり、再び凍った時などにできるもので、家の軒先などによく見ることができます。北国では冬の暖房は欠かせないものですが、暖められた屋内の空気が屋根に積もった雪を溶かし、溶けた水は屋根をつたって軒先へと流れていきます。軒先まで流れた水は、外気の冷たい空気に触れて再び凍りつき、つららとなるのです。そしてどんどん成長すると人の腕より太くなり、2メートルを超す大きなものになることもあります。つららはその重みで落下すると、人に当たったり物に当たったりして非常に危険なため、北国の雪下ろしと同様に、つららを落とすことも冬の仕事の一つなのです。