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お天気豆知識(2025年01月20日(月))

ヒカンザクラ
ヒカンザクラ

1月半ばをすぎ、冬の中でも寒さの厳しい時期を迎えていますが、そんな中、沖縄では早くもサクラが咲き始めています。
サクラといっても本州でお馴染みのソメイヨシノではなく、沖縄のサクラはほとんどがヒカンザクラ(カンヒザクラ)と呼ばれるものです。
ヒカンザクラは濃いピンク色の花が釣り鐘のように下を向いて咲くのが特徴のサクラです。
散り方もソメイヨシノなどのように花びらを一枚、一枚落とすのではなく、ツバキのように花全体がポトッと落ちます。
沖縄は冬でも暖かく、ソメイヨシノが開花しないため、サクラといえばもっぱらヒカンザクラのことを指しているのです。

沖縄のヒカンザクラ
沖縄のヒカンザクラ

サクラに限らず春に咲く花は、たいてい暖かくなるのが早い場所ほど開花が早いため、山の上よりふもとの方から咲き出します。
しかし、沖縄では「サクラは山から下りてくる」と言われるように、先に山のサクラが咲き、遅れてふもとのサクラが咲きます。これは、沖縄の冬の暖かさに原因があります。
サクラは前の年に花芽をつけて休眠に入ります。そして秋から冬にかけて、低温にさらされることで休眠から目覚め、その後の気温の上昇とともに花芽が生長して、花を咲かせます。つまり、サクラは寒さと暖かさの両方があって初めて、春を知り、花を咲かせることができるのです。
そのため、冬でも比較的暖かい沖縄の場合は、山にあるサクラの方が先に寒さを経験するため、平地よりも早く休眠から目を覚まし、花を咲かせるのです。
実際に、沖縄で最も早くサクラが見ごろを迎える本部町(もとぶちょう)の八重岳山頂付近は、標高400メートルほどで、例年1月中旬に見ごろを迎えます。その後、桜前線は次第にふもとへと下っていき、標高30メートルほどの那覇市内でサクラが満開になるのは、例年2月上旬になります。

過去のお天気豆知識

ヒカンザクラ2025年01月20日(月)
大寒(だいかん)2025年01月19日(日)
液状化現象・12025年01月18日(土)
樹氷(じゅひょう)2025年01月17日(金)
防災とボランティアの日2025年01月17日(金)
集中できる部屋環境2025年01月15日(水)

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お天気豆知識

ヒカンザクラ

ヒカンザクラ

1月半ばをすぎ、冬の中でも寒さの厳しい時期を迎えていますが、そんな中、沖縄では早くもサクラが咲き始めています。サクラといっても本州でお馴染みのソメイヨシノではなく、沖縄のサクラはほとんどがヒカンザクラ(カンヒザクラ)と呼ばれるものです。ヒカンザクラは濃いピンク色の花が釣り鐘のように下を向いて咲くのが特徴のサクラです。散り方もソメイヨシノなどのように花びらを一枚、一枚落とすのではなく、ツバキのように花全体がポトッと落ちます。沖縄は冬でも暖かく、ソメイヨシノが開花しないため、サクラといえばもっぱらヒカンザクラのことを指しているのです。

大寒(だいかん)

大寒(だいかん)

1月20日は二十四節気の一つ「大寒(だいかん)」です。大寒には非常に寒いという意味が込められていて、この日を境に、小寒(2025年は1月5日)からはじまった「寒の内」の後半に入ります。昼の時間が最も短いのは12月下旬の冬至ですが、寒さのピークはそれより1か月ほど遅れてくるため、一年のうちで最も寒いのがこの時期です。北日本や日本海側などでは雪が多く、春はまだまだ遠く感じられます。しかし、太平洋側の地域でスイセンなどが咲き始めるのも今の時期です。暦の上では、大寒が明けると立春となり早くも春を迎えるのです。

液状化現象・1

液状化現象・1

地震による激しい地面の揺れは、家屋を倒壊させたり、地割れを生じさせたりと、様々な被害を及ぼします。その地震がもたらす現象のひとつに「液状化現象」というものがあります。液状化現象とは、地震による揺れで地面が液体状になるもので、水や砂などが地上に噴き出して、ドロドロの状態になってしまいます。まるで大雨が降ったあとのような状態になるのです。また、地盤が液体状になってしまうと、その地盤は物を支える力が全くなくなるため、建物が横倒しになるなどの被害が出ます。耐震性の高い建物でも、それを支える地盤が液体状になってしまっては元も子もありません。昭和39年6月16日に起きた新潟地震では多くのアパートなどのコンクリート建物が、液状化現象によって横倒しになりました。このときは、地震による壁の亀裂はなく、扉や窓も普通に開けられたといいます。そして大雨が降ったわけでもないのに新潟市の2割が浸水したのです。この地震によって、液状化現象は注目されるようになりました。平成7年1月17日、阪神・淡路大震災の時にもポートアイランドや六甲アイランドでは液状化現象により石油タンクが傾くなどの大きな被害がでました。また、平成23年3月11日の東日本大震災でも各地で大きな被害がでました。