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お天気豆知識(2025年01月19日(日))

大寒(だいかん)
大寒(だいかん)

1月20日は二十四節気の一つ「大寒(だいかん)」です。
大寒には非常に寒いという意味が込められていて、この日を境に、小寒(2025年は1月5日)からはじまった「寒の内」の後半に入ります。
昼の時間が最も短いのは12月下旬の冬至ですが、寒さのピークはそれより1か月ほど遅れてくるため、一年のうちで最も寒いのがこの時期です。
北日本や日本海側などでは雪が多く、春はまだまだ遠く感じられます。
しかし、太平洋側の地域でスイセンなどが咲き始めるのも今の時期です。暦の上では、大寒が明けると立春となり早くも春を迎えるのです。

寒さの原因
寒さの原因

寒さには「風冷え」「底冷え」「しけ寒」の3種類がありますが、それぞれの寒さを引き起こす原因は、「風冷え」が強い風、「底冷え」が放射冷却現象による低温、そして「しけ寒」は湿度が高いことです。
風が強いと、体の表面の熱が奪われたり、体と衣類の間にある暖まった空気が吹き払われてしまうために寒く感じるのです。よく風速が1メートル増すごとに体感温度が1度下がるといわれますが、これが風が引き起こす寒さなのです。
また、放射冷却現象による厳しい冷え込みは、私たちの体から熱や水分を奪っていきます。晴れて風が穏やかな夜に顕著で、特に空気が乾燥していれば、熱や水分が奪われやすいため底冷えも厳しいものになるのです。
そして、湿気が高いことによる寒さについては、ピンとこない方もいるかもしれません。夏場は湿度が高いほど蒸し暑く感じますから、湿度が高いと気温に関係なく暑いイメージを抱いてしまいがちです。しかし、ある程度以上冷えると湿度が高いほど寒く感じるようになり、その境目は、10度くらいだといわれています。
どのような「寒さ」であるかを考えて効果的な防寒対策を行うことも、この季節を快適に過ごすためには大事なことなのです。

過去のお天気豆知識

小満(しょうまん)2025年05月20日(火)
なんじゃもんじゃ2025年05月19日(月)
5月20日は世界計量記念日2025年05月18日(日)
オコゼ2025年05月17日(土)
紫外線・曇りの日でも要注意2025年05月16日(金)
天気と体調・12025年05月15日(木)

各地の天気

お天気豆知識

小満(しょうまん)

小満(しょうまん)

5月21日は二十四節気の一つ、小満(しょうまん)です。このころは、陽気に恵まれて山野の植物は実を結び、田に苗を植える準備が始まるなど、万物が「ほぼ満足する時期」とされています。例年では、桜の満開前線はすでに北海道の東の端に達し、南九州からアジサイの開花が始まります。日本の梅雨の季節は既に始まっていて、沖縄地方は梅雨入りの時期です。特に沖縄地方では梅雨のことを、「小満芒種(スーマンボースー)」と呼んでいます。沖縄の梅雨はおよそ立夏から夏至のころまでですが、とくにこの小満から芒種(ぼうしゅ)にかけて雲の多い本格的な梅雨を迎えるため、こう呼ばれているのです。これからは風薫る新緑の季節から雨の多い季節へと移っていきます。雨具の用意や車のワイパーの点権花の手入れや除湿器の用意など、梅雨を迎えるための準備は早めに済ませておきましょう。

なんじゃもんじゃ

なんじゃもんじゃ

公園や野山にはさまざまな種類の樹木を見ることができますが、それらすべての名前を言い当てることは難しいものです。そのため、正式な名前がわからない正体不明の立派な木は、「何じょう物じゃ(なんというものか)」という意味から「なんじゃもんじゃ」という俗称が付けられることもあります。この名前の由来にはいくつもの説がありますが、その一つには、水戸黄門こと徳川光圀(とくがわみつくに)が将軍から「あの木は何という名前の木か」と尋ねられ、返事に困ってとっさに「なんじゃもんじゃ」と答えたことが始まりだという説があります。「なんじゃもんじゃ」と名付けられた木の中でも有名なのはヒトツバタゴと呼ばれる木です。自生地は長野県、岐阜県、愛知県、長崎県のごく一部に限られていて、その珍しさから本当の名前がわからず、「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったのです。有名どころには、東京の明治神宮外苑や岐阜県中津川市(なかつがわし)などがあります。このヒトツバタゴは例年5月に真っ白い花を咲かせ、木全体がすっぽりと雪をかぶったような美しい姿に変わります。最近では、人の手によって街路や公園などに植えられている所もあります。もし今の時期に白い雪のような花を咲かせる木があれば、それはヒトツバタゴかもしれませんね。

5月20日は世界計量記念日

5月20日は世界計量記念日

5月20日は「世界計量記念日」です。メートル条約の締結125周年を記念して、2000年から実施されている記念日です。メートル条約は計量単位の国際的な統一を目標として、1875年に結ばれました。1960年にはさらに単位の統一を目指そうと、メートル法を拡張した国際単位系(SI)が採択されました。国際単位は次の7種類の基本量とそれぞれに対する単位を定めています。長さはメートル(m)、質量はキログラム(kg)、時間は秒(s)、電流はアンペア(A)、熱力学温度はケルビン(K)、物質量はモル(mol)、そして光度はカンデラ(cd)が基本単位と決められました。日常生活になじみのある単位から聞き慣れないものまでありますが、これらは物を計測する上で基礎となる単位であり、国際化が進んでいる現在に必要なものなのです。