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お天気豆知識(2025年01月11日(土))

季節によって色を変える動物
季節によって色を変える動物

季節の移ろいとともに、自然はその表情を変えていきます。
自然の中で暮らしている動物の中には、その移り変わる景色に合わせて体の色を変えていくものがいます。
冬に雪が積もって辺り一面銀世界に変わってしまうような北国や標高の高い所にいるライチョウやオコジョ、ノウサギなどの動物は、夏と冬で羽や毛の色を変えます。
夏の間は羽や毛の色を岩場や地面の色と同じ茶色にしていますが、冬の間は雪の色である白色にすることで周りの景色に溶け込みます。
こうしてライチョウやノウサギは自分を襲う敵の目をあざむき、オコジョは、このカムフラージュを利用して、獲物に気付かれることなく忍び寄ることができるのです。

ライチョウの色の変化
ライチョウの色の変化

季節によって色を変える動物のひとつにライチョウがいます。ライチョウは、日本では本州中部の山岳地帯のみに生息する鳥です。
ライチョウの色の変化は、雪や地面などの周囲の色や気温の変化ではなく、日照時間が変化することによって起こります。
昼の時間が短い冬は、ライチョウの全身が真っ白い羽毛に覆われます。春になって日照時間が増えてくると、ライチョウの体も白い羽毛が抜けて、黒っぽい羽毛が混じりはじめます。
日照時間の長い夏場は体のほとんどが茶褐色の羽に生え変わります。そして、秋になって日照時間が短くなってくると、再び白い羽毛が多くなり、冬の白い姿へと変化していくのです。
その結果、ライチョウの姿は周りの景色に溶け込み、カムフラージュができるのです。

過去のお天気豆知識

季節によって色を変える動物2025年01月11日(土)
鏡もち2025年01月10日(金)
寒さと震え2025年01月09日(木)
しょうが湯2025年01月08日(水)
紫外線は高い山ほど量が多くなる2025年01月07日(火)
春の七草2025年01月06日(月)

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お天気豆知識

季節によって色を変える動物

季節によって色を変える動物

季節の移ろいとともに、自然はその表情を変えていきます。自然の中で暮らしている動物の中には、その移り変わる景色に合わせて体の色を変えていくものがいます。冬に雪が積もって辺り一面銀世界に変わってしまうような北国や標高の高い所にいるライチョウやオコジョ、ノウサギなどの動物は、夏と冬で羽や毛の色を変えます。夏の間は羽や毛の色を岩場や地面の色と同じ茶色にしていますが、冬の間は雪の色である白色にすることで周りの景色に溶け込みます。こうしてライチョウやノウサギは自分を襲う敵の目をあざむき、オコジョは、このカムフラージュを利用して、獲物に気付かれることなく忍び寄ることができるのです。

鏡もち

鏡もち

1月11日は鏡開きです。鏡開きとは、お正月に神棚や床の間にお飾りした鏡もちをさげて、食べ祝うことです。そもそも鏡もちは神と人とを仲介するものであり、一度神様にお供えした鏡もちをみんなで食べることで神からの祝福を受け、1年の幸せを願うのです。神に供える鏡もちには、それぞれの名前や形に意味があります。鏡もちのてっぺんに飾られている橙(だいだい)は、もっぱらみかんを使うのが一般的なようですが、木から落ちずに大きく実が育つことにあやかって、家が代々(だいだい)栄えるように、という願いが込められています。一方、丸もちは、家庭円満をあらわしていて、重ねる姿には一年をめでたく重ねるといった意味もあるようです。また関西では、丸もちをめでたい日に食べることで生命力の更新を計ろうとしており、その丸い姿は心臓を形どったものではないかという説もあります。そのほか、裏白(うらじろ)と呼ばれる部分にはシダを使いますが、シダは古い葉とともに新しい葉も伸びてくるので、繁栄の縁起をかつぐものです。このように、鏡もちの姿や名前にも先代からの文化や信仰が残っているのです。

寒さと震え

寒さと震え

寒さが強いと自然に体がブルブルと震えてきますね。私たちの体は常に外に向かって熱を出したり、反対に外から熱をもらったりしています。寒いと感じるときは外からもらう熱よりも体から外に出ていく熱の方が多くなり、放っておくと体の熱が奪われて体温が下がってしまいます。私たち人間は生きていくために体温を一定に保つ必要があり、体温が下がると体は本来の機能を発揮することができなくなって、やがては生命に関わることさえあります。そのため、体は寒さを感じるとまず、皮膚の血管を収縮させて、体の熱が外へ逃げる量を減らそうとします。しかし寒さが強く、それでも体温の低下が防げない場合は、筋肉を小刻みに震わせることにより体の中に熱を作り出すのです。これは本人が意識して、筋肉を動かすのではなく、外側からの刺激によって体が自然に示す反応です。私たちの体には意識しなくても筋肉による発熱を促し、体温を一定に保とうとする素晴らしい機能が備わっているのです。