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お天気豆知識(2025年01月09日(木))

寒さと震え
寒さと震え

寒さが強いと自然に体がブルブルと震えてきますね。私たちの体は常に外に向かって熱を出したり、反対に外から熱をもらったりしています。
寒いと感じるときは外からもらう熱よりも体から外に出ていく熱の方が多くなり、放っておくと体の熱が奪われて体温が下がってしまいます。
私たち人間は生きていくために体温を一定に保つ必要があり、体温が下がると体は本来の機能を発揮することができなくなって、やがては生命に関わることさえあります。
そのため、体は寒さを感じるとまず、皮膚の血管を収縮させて、体の熱が外へ逃げる量を減らそうとします。
しかし寒さが強く、それでも体温の低下が防げない場合は、筋肉を小刻みに震わせることにより体の中に熱を作り出すのです。これは本人が意識して、筋肉を動かすのではなく、外側からの刺激によって体が自然に示す反応です。
私たちの体には意識しなくても筋肉による発熱を促し、体温を一定に保とうとする素晴らしい機能が備わっているのです。

震えのエネルギー
震えのエネルギー

寒いときに体が震えるのは、体温が低下するのを防ぐため無意識に体が動くからです。
筋肉を動かす際エネルギーを消費しますが、平均的な体格の男女の場合、震えによって、1時間におよそ300キロカロリーを消費する計算になります。
これは30分間ジョギングしたときの消費カロリーと同じくらいです。震えによるカロリー消費がいかに大きいかがわかります。
また、冬は寒さによって体の熱が奪われやすくなるため、多くのエネルギーを必要とします。
寒い冬に脂っこいものなど、カロリーの高いものが食べたくなるのは、それだけ、体が熱を生み出すためのエネルギーを欲しがっているということなのです。

過去のお天気豆知識

あくびはどんな時に出る2025年05月22日(木)
地震は突然やってくる2025年05月21日(水)
小満(しょうまん)2025年05月20日(火)
なんじゃもんじゃ2025年05月19日(月)
5月20日は世界計量記念日2025年05月18日(日)
オコゼ2025年05月17日(土)

各地の天気

お天気豆知識

あくびはどんな時に出る

あくびはどんな時に出る

5月は暑くもなく寒くもない心地よい季節で、それゆえ日中あくびをすることも多い時期です。あくびとは、自分自身の意思とは関係なく起こる、一種の呼吸運動です。あくびがどのような時に出るのかといえば、やはり眠い時でしょう。みなさんも通勤途中や昼ご飯の後などに眠くなり、あくびをすることがあるのではないでしょうか。また、休みの日に暇で何もすることがないような、退屈な時にもあくびが出ることがあります。そして、意外にも緊張した時にあくびが出ることがあるのです。例えば、大勢の人の前で発表する時など、決して眠いわけではないのにあくびが出てしまったことはありませんか。このように、あくびは眠い時や退屈な時の他に緊張した時にも出る、不思議な現象なのです。

地震は突然やってくる

地震は突然やってくる

地震が怖いとされる理由の一つに「突然襲ってくること」が挙げられます。荒れた天気をもたらす台風や低気圧の接近は、気象衛星や気象観測によって事前にある程度把握することができますが、地震の襲来を前もって知ることは残念ながら現代の科学技術ではほぼ不可能です。そのため大きな揺れが突然襲ってきた場合、家屋が崩れるのではないかという恐怖心から我を失い慌てて外へ飛び出してしまいがちです。しかし、意外にも避難を急いだために誤って転倒したり階段から転落するなどして怪我をしてしまうことが多いのです。実際のところ、極めて激しい揺れでない限り建物が即座に倒壊することはありません。そのため、地震の際は迅速かつ冷静な行動をとることが重要なのです。このほかにも、家の中で地震にあった場合は、タンスの上から落ちてきたものに当たったり、割れた窓ガラスによって足の裏を切るなどの怪我も考えられます。高いところには重い物を置かないだとか、窓ガラスにはフィルムを貼って破片が飛び散らないようにするなどの対策をするとともに、いざというときにも慌てないよう普段から緊急時の行動について確認しておくとよいでしょう。

小満(しょうまん)

小満(しょうまん)

5月21日は二十四節気の一つ、小満(しょうまん)です。このころは、陽気に恵まれて山野の植物は実を結び、田に苗を植える準備が始まるなど、万物が「ほぼ満足する時期」とされています。例年では、桜の満開前線はすでに北海道の東の端に達し、南九州からアジサイの開花が始まります。日本の梅雨の季節は既に始まっていて、沖縄地方は梅雨入りの時期です。特に沖縄地方では梅雨のことを、「小満芒種(スーマンボースー)」と呼んでいます。沖縄の梅雨はおよそ立夏から夏至のころまでですが、とくにこの小満から芒種(ぼうしゅ)にかけて雲の多い本格的な梅雨を迎えるため、こう呼ばれているのです。これからは風薫る新緑の季節から雨の多い季節へと移っていきます。雨具の用意や車のワイパーの点権花の手入れや除湿器の用意など、梅雨を迎えるための準備は早めに済ませておきましょう。