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お天気豆知識(2024年12月07日(土))

衣服の役割
衣服の役割

日ごとに寒さが増し、本格的な冬に近づいてきました。冬の寒さと上手につきあうためには、効率良く防寒をする工夫が大事です。
寒いからといってただやみくもに重ね着をしても、風が吹くととたんに寒く感じたり、反対に服の中が蒸れて不快だったりとうまくいきません。
快適で効率的な防寒をするには、肌着(インナー)、中間着(ミドラ-)、外着(アウター)の役割を考える必要があります。
肌着は皮膚に直接触れる衣服なので、衛生面からも汗をよく吸収し、かつ乾きやすい性質が求められます。中間着には高い保温性が必要で、空気の層をたっぷりと作ることのできるものが適しています。
外着は防風性や防寒性、防水性が優れているものを選びます。周囲の寒さが体に伝わってこないような中綿でなおかつ、そで口やえり口などがしっかり詰まったものが望ましいでしょう。
これらの機能がそろったものならば、最低3枚の重ね着で寒さをしのぐことができるのです。

防寒のポイント
防寒のポイント

寒さをしっかりと防ぐには、いくつかのポイントがあります。
ひとつめは頭部を冷やさないことです。体の熱は頭部から多く逃げていくといわれています。そのため、帽子をかぶって頭部を冷やさないようにすると、意外に暖かくなります。
また、体を締め付ける着こなしをやめましょう。女性の中には寒いからといってガードルなどきつめのものをつける人も多いかもしれませんが、締め付けによって血液の流れが悪くなるため、体温の調節機能が低下してかえって手足の冷えを招くことがあります。
そして、自分の体温より高温のものを利用しましょう。服をたくさん着込むより、カイロを一個身につけるだけで十分暖かい場合もあります。
これらのポイントを押さえて、上手な防寒をして冬を元気に乗り切りたいものですね。

過去のお天気豆知識

秋の日はつるべ落とし (2026年10月05日(月))
秋の季語・月1 (2026年10月04日(日))
移動性高気圧と天気 (2026年10月03日(土))
気象潮と天文潮 (2026年10月02日(金))
北の空 (2026年10月01日(木))
薄明(はくめい) (2026年09月30日(水))

各地の天気

お天気豆知識

秋の日はつるべ落とし

秋の日はつるべ落とし

最近、夕方になると急に辺りが暗くなってしまったと感じたことはないでしょうか。風が少し肌寒く感じられるようになるこの時期は、日の入り時刻が急激に早くなっています。「秋の日はつるべ落とし」という言葉がありますが、これは、秋はあっという間に日が暮れる、ということを表しています。「つるべ」とは井戸から水をくみ上げるために使う桶のことで、まるでつるべを井戸に落とすように、太陽がするすると早く沈んでいくことからこの言葉ができました。6月下旬の夏至から8月上旬の立秋にかけての約1か月半では日の入り時刻は20分前後しか早まりませんが、9月下旬の秋分から11月上旬の立冬にかけては、同じ1か月半の間に、なんと1時間も日の入り時刻が早まるのです。このように秋の日の入りは日に日に早まります。このため先週は同じ時間でもまだ明るかったのに、今週はすでに暗くなってしまっていると感じることも多いのですね。

秋の季語・月1

秋の季語・月1

秋の季語のひとつに「月」があります。月は季節を問わず見られるものですが、「中秋の名月」というように秋の月は特別なものです。春の季語として、「花」が大事にされてきたのと同じように、昔から秋を表す大切な言葉として使われてきたのです。日本では、古くから収穫期になると月を祭る行事が執り行われていました。現在の月見の際にも芋や団子、枝豆、ススキの穂などを供えるのは、昔の農耕行事の名残といえるでしょう。秋の空気はさわやかで澄んでいるので、月もひときわ美しく見えます。秋の夜長に、ゆっくりと月を眺めてみるのも良いですね。

移動性高気圧と天気

移動性高気圧と天気

秋は、日本列島の上空を移動性の高気圧がよく通過する季節です。冬はシベリア高気圧、夏は太平洋高気圧が日本列島の天気を支配しますが、春と秋はこの移動性高気圧が天気図の主役といってもいいでしょう。大陸生まれの移動性高気圧は比較的乾燥しています。空気中に水分をあまり含んでいないため、移動性高気圧に覆われるとすっきりと晴れるのです。ただ、移動性高気圧のすぐ後ろには低気圧が控えています。その影響で、高気圧の中心が通り過ぎるころには、澄んだ青空に薄雲が広がってきます。低気圧が近づくにつれて雲は厚みを増し、天気は下り坂となります。移動性高気圧に覆われていても、すっきり晴れるのは高気圧の東側半分くらいなのです。天気予報の天気図を見て、自分のいる場所が移動性高気圧の東側か、西側か位置を確認して空を眺めてみるのも面白いかもしれませんね。