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お天気豆知識(2024年11月23日(土))

駅伝
駅伝

気温の低い冬は、マラソンなど長距離を走るのに適したシーズンです。
長距離競技のひとつ「駅伝」は、日本で生まれたリレー方式の長距離レースで、コースをいくつかの区間に分けて、各区間ごとに割り当てられた走者が次の走者に順次たすきを渡し、チーム全体でゴールを目指します。
駅伝は陸上競技の中では珍しい団体競技で、一人で走るマラソンとは違い、一人の走者がどんなに良い走りをしても、誰かがリタイヤするなど、たすきが途中で途切れてしまってはその時点で勝負が決まってしまいます。
逆に、万全の走りができなかった走者がいたとしても、ほかの走者が遅れを取り戻すこともできるのです。このようなところが駅伝競技のおもしろさともいえるでしょう。
また、区間ごとにもタイムが計られるため、区間第一位を目指す個人の戦いも駅伝の魅力の一つです。
一人はみんなのために、みんなは一人のためにと、個々の力を発揮しながらチーム全体で勝利を目指す姿に、ドラマを感じる人も多いのではないでしょうか。

「駅伝」の由来
「駅伝」の由来

駅伝のルーツは遠い昔の交通や通信システムである「駅伝制」までさかのぼります。
駅伝制では、首都から地方へ道路網を張りめぐらせ、一定の距離ごとに中継所として駅が設けられていました。駅には人や馬などを常駐させて、各地へ情報を運ぶ役割を果たしていたのです。
わが国最初の駅伝は、1917年(大正6年)に行われました。この年は首都が京都から東京に移ってちょうど50年目で、これを記念して京都から東京までの516キロ、23区間を3日間かけて「東海道五十三次駅伝競走」が開催されました。
日本で始まり、たすきを手渡していく独特のリレーである「駅伝」は、現在も様々な大会が開催されており「EKIDEN」として世界中にファンを広げているのです。

過去のお天気豆知識

テントを張る場所えらび2025年07月02日(水)
さそり座2025年07月01日(火)
文月2025年06月30日(月)
ダウンバースト・12025年06月29日(日)
夏の稲2025年06月28日(土)
酢の効果2025年06月27日(金)

各地の天気

お天気豆知識

テントを張る場所えらび

テントを張る場所えらび

7月に入り、夏休みが待ち遠しい季節になりました。夏休みの楽しみ方のひとつに、キャンプがあります。自由にテントを張れる場合、場所選びには十分気をつけましょう。特に川沿いの場合はいくつか避けたい所があります。まず、川の水面に土砂がたまってできた中州や、両岸の河原でテントを張るのは大変危険です。ここで雨が降っていなくても、上流で雨が降るとすぐに増水し、浸水の危険にさらされます。雨が降ると下流ならじわじわと水位が上昇しますが、渓流などではあっという間に水かさが増え、ときには鉄砲水となって一気に押しよせることもあります。また、がけの下やがけのすぐ上も危険です。当日の天気がよくても、過去に降った雨の影響で地盤が緩み、土砂崩れを引き起こすことがあるからです。では、テントを張るにはどのような場所を確保したらいいのでしょうか。キャンプ場の場合、決められている場所があればそのエリア内に張りましょう。もし、場所を自由に選べるなら、増水やがけ崩れの危険性があるところは避け、小高く、なるべく平らなところを見つけるといいでしょう。キャンプは自然に囲まれた環境で、日常生活と異なる体験ができることが面白さの一つです。普段は危険を想定しにくい川沿いでキャンプをする際は、慎重にテントを張る場所を選びましょう。

さそり座

さそり座

夏の星座で花形といえば、さそり座ではないでしょうか。さそり座は黄道12星座として星占いに登場するだけでなく、その形や明るい星の数など夏の王者としてふさわしい星座です。それゆえ、夜空の中でさそり座を見つけ出すのは、空がよほど明るくない限り簡単です。南の空を眺めて、「S」字形の星の並びを探せば良いのです。ちょうどサソリの心臓の位置にある赤く輝く星が一等星の「アンタレス」です。アンタレスはアンチ・アレースという言葉からきていて、「火星に対抗するもの、火星の敵」という意味があります。火星がアンタレスの近くをしばしば通り、そのときに両者が星の赤さを競い合うところから由来しています。また、さそり座はギリシャ神話によると「自分より強い者はいない」と豪語していた狩人のオリオンをこらしめたサソリの姿だといわれています。そのため、オリオンは冬の星座として、サソリから逃げるように夜空を巡っているのです。

文月

文月

あすから7月になります。7月のよく知られた呼び名として「文月(ふみづき)」があります。これは旧暦の7月、今の暦でおおよそ8月を表しています。語源には色々な説がありますがその中の一つに、むかし七夕に書物を干す行事があって書物(文)をひらく(披く)という意味から、「文披月(ふみひろげづき)」と呼ばれるようになり、それが「文月」になったという説があります。ほかの呼び名としては、七夕の行事がある月ということで「七夕月(たなばたづき)」というのもあります。旧暦7月(今の8月頃)は厳しい暑さも次第におさまっていき、秋の気配を、感じはじめるころでもあるので、「涼月(りょうげつ・れいげつ)」や「秋初月(あきはづき・あきそめつき)」といった風情のある呼び名もつけられています。