サクラの種類
東日本、西日本では桜の季節になりました。すでにお花見の予定がはいっている人も多いのではないでしょうか。一言に「サクラ」といってもいろいろな種類があり、それぞれに花の形状も違います。野生の桜の花びらの数はふつう5枚で、これを「一重咲き(ひとえざき)」と言います。これより花びらの枚数が多い場合、7から10枚程度で「半八重咲き(はんやえざき)」、11から60枚程度で「八重咲き(やえざき)」と呼ばれます。さらには花びらが100から400枚弱にもなる桜もあり、このような桜は見た目から「菊咲き」と呼ばれます。一般に、花びらの枚数が多い種類の桜の方が咲き始める時期が遅いため、一重咲きのものより八重咲きの桜は遅く咲き始めます。さらに、咲いている期間も長いという傾向があります。私たちがよく目にする桜には「一重咲き」と「八重咲き」の種類の場合が多く、それぞれに代表的な桜としては、一重咲きではソメイヨシノやヤマザクラ、八重咲きではカンザン、ギョイコウ、フゲンゾウなどがあります。お花見に出かけたときには、その花びらの枚数を数えてみてはいかがでしょう。