黄道12星座のひとつ「おとめ座」は春の夜空に大きく広がる星座です。
このおとめ座は、全天で88個ある星座のうち「うみへび座」に次ぐ大きさをもっています。ただ、大きい星座イコール明るい星が多いというわけではなく、おとめ座も大きさの割には明るい星の少ない星座です。
おとめ座唯一の1等星「スピカ」は、女神が手に持つ麦の穂先に輝いています。スピカとはラテン語で「麦の穂」の意味をもち、春の夜空にポツンと白く光っている様は真珠のようだということで、日本では真珠星と呼ばれていたこともありました。
おとめ座を探すには、このスピカを見つけることにつきますが、北の空にある北斗七星を使うと短時間で探すことができます。
北斗七星のひしゃくの持つ部分をずっとのばしていくと、オレンジ色の明るい星、うしかい座の「アルクトゥルス」にたどりつきます。さらに線をのばしていけば、白く輝くスピカがみつかるはずです。ちなみに、この北斗七星からたどっていく曲線を「春の大曲線」といいます。
お天気豆知識(2026年05月01日(金))


夜空に輝く星座の中で一番大きな星座は何でしょう。その答えは「うみへび座」です。
うみへび座の大きさは、角度にして東西に100度以上にもわたり、頭が東の空に現れてからしっぽの先が見えるまでになんと6時間もかかります。このため、南の空にうねうねと横たわっている海へびの全身を見るには場所や時間が限られてきます。場所は南の空が開けた所で、時間は5月はじめでは午後9時ごろです。
うみへび座には明るい1等星はありません。もっとも明るい星は「コルヒドレ」という名の2等星です。ちょうど海へびの心臓の位置にあり、赤く輝いていることから「海へびの心戴を意味する「コルヒドレ」と呼ばれるようになったのです。
神話の世界の海へびの正体は、英雄ヘルクレスに退治されたヒドラという名の怪物です。レルネアの沼に住んでいたヒドラは、9つの頭で毒の息を吐き、周辺の人々を苦しめていました。そこへヘルクレスが退治にやってきたのです。頭を切ってもまた生えてくるので切った後、切り口を焼いて新たに生えないようにするという方法でなんとか退治することができました。
ちなみにこの戦いの最中、ヘルクレスにちょっかいを出して、あっけなく踏みつぶされてしまったのが「かに座」になったカニです。

