2月も後半となり、花粉症の人にとってはつらい季節の到来ですね。日本の花粉症の大部分はスギによるものです。このあとひと月くらいは花粉の舞いやすい時期ですが、次のような条件のときは花粉の量が多くなるので要注意です。
まず、雨上がりの晴れの日です。雨の日は花粉を飛ばすスギの雄花が濡れて開かないため、花粉はほとんど飛びません。しかし、雨が降った翌日に晴れると、雄花は2日分の花粉を飛ばすため、多量の花粉が舞い散ることになるのです。
また、気温が高いことも条件のひとつで、これはスギ花粉が気温の上昇とともにその量を増加させるためです。
そして、風の強い日も花粉が飛びやすくなります。これは、風によって遠くまで花粉が運ばれるためで、近くにスギ林がない都会では、たくさんの花粉が舞いやすくなります。ただ、スギ林に近い地域の場合は、逆に風の弱いときのほうが遠くまで広がらないため花粉の量が多くなる傾向があります。
花粉は、このような条件のときに飛びやすいので、出かける前には必ず天気予報をチェックするようにしたいものです。
花粉が多く飛びそうな日にはマスクや眼鏡、花粉のつきにくい服を選ぶなどの対策をとってつらいこの時期を乗り切りましょう。
お天気豆知識(2026年02月20日(金))


花粉症を抑えるには花粉と接触しないことが一番の対応策ですが、生活を営む上で、空気中に漂っている花粉に触れないことなどはまず困難です。そのため、花粉の多く飛んでいそうな時を知り、前もって対策をとることが必要です。
毎日の天気によって花粉の量は変化しますが、1日の中でも花粉が飛びやすい時間帯があることはあまり知られていないようです。
花粉が最も飛びやすい時間帯は、昼過ぎです。スギなどの雄花は夜の間閉じていますが、日中、気温が上がるとともに開花し、花粉をばらまき出します。飛び出した花粉は風に乗って広がり、昼過ぎに最も多くなるのです。昼過ぎは洗濯物を干すには一番乾きのいい時間帯ですが、この時期だけは外に干さないなどの対策が必要です。
しかし、花粉のピークは昼過ぎだけではありません。日没後に再び花粉のピークはやってくるのです。日が沈むことによって気温が下がると、空気の流れが下向きになることが原因です。これにより上空に漂っていた花粉が地表近くに降りてきてたまるようになります。
花粉のピークが過ぎたと思って帰宅時に安心していると大変です。朝の出勤や通学の時間よりも、夕方以降の帰宅時間の方が注意が必要といえるでしょう。

