年末年始はゲレンデが最もにぎわうシーズン。スキーやスノーボードの初滑りを楽しむ人が毎年のようにゲレンデに集まります。ゲレンデは山の中腹など標高の高い所にあるので、この時期、強い寒気が日本の上空にやってくると吹雪(ふぶき)になります。
吹雪は強い風を伴って雪が降り、見通しが悪くなった状態のことです。吹雪によってゲレンデのコンディションは一変するため、スキーヤーやスノーボーダーにはあまり喜ばれません。
吹雪によく似た現象に地吹雪(じふぶき)があり、これはいったん積もった雪が風によって再び吹き上げられるものです。地吹雪の場合は雪が降っていなくても吹雪と同じような状態をもたらし、見通しを悪くしたり、丘のように積もって雪面に吹きだまりと呼ばれる凹凸をつくり、交通に大きな影響を与えることがあるのです。
このような吹雪や地吹雪が、冬山の遭難の大きな原因であり、このため特に冬山へ行く登山者に恐れられています。
ゲレンデで遭遇する吹雪でも、数メートル先さえも見えなくし、あっという間に体力を奪っていくすさまじさを垣間見ることがあるでしょう。
お天気豆知識(2026年01月03日(土))


吹雪の定義を風に雪が舞うこととして考えた時、その時の気象条件はどのようになるでしょうか。雪が風に舞うためには、風が強いことが当然条件として挙げられます。
また雪の大きさは、より小さい方が風に舞いやすく、雪同士がくっつかない方がよくなります。ですから、ぼたん雪より、さらさらの粉雪の方がふぶきやすいことになります。
粉雪になるのは、より気温が低い場合なので、雪が降っている最中、あるいは雪が降った直後の場合は、気温は低い方が吹雪が現れやすいのです。
これを気温と風速の関係でみてみると0度程度では風速9メートルから10メートル、氷点下3度程度では風速6メートルから7メートル、氷点下5度以下では風速4メートルから5メートル以上の条件が最低でも満たされないと吹雪は起こらないと考えられるのです。
なおゲレンデの広いコースで考えると、平たんで広い場所の方が強い風が吹きやすく、雪面に直接風があたるため、吹雪の影響は特に大きいと言えるでしょう。

