11月22日は、二十四節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」です。
立冬を過ぎ、冷え込みが厳しく小雪がちらつき始めるころという意味です。
例年では、北日本のほか北陸の一部などで初雪が観測される時期に当たります。
このころから西高東低の冬型の気圧配置が次第に多くなり、寒さも一段と増していきます。
冬の寒さに備えて、冬服やマフラーや手袋などの防寒具はいつでも使えるよう、準備しておきたいものです。
お天気豆知識(2025年11月21日(金))


冬の寒気がやってくる季節になりました。
北極付近では、冬の間、太陽が地平線の上に昇ることがありません。そのため日ごとに冷たい空気がたまっていき、大きな寒気団が形成されます。数週間経って寒気が十分すぎるほどたまると、今度はその一部が、執と南に向かってあふれ出します。
このとき日本に流れてくる寒気団の通り道は、大きく分けて3通りあります。一つは、北極圏からいったん北欧に南下した後、ウラル山脈を越えバイカル湖付近を通って南東に進んでいくコースです。
二つ目は、寒気団がさらに南を通り、ヒマラヤ山脈やチベット高原を越える長旅のコースもあります。三つめは、北極海沿岸から最短コースをとって南下するコースです。通常この直行便の寒気は冷たいままでやってくるため最も強烈です。
これからが冬本番の寒さを迎える時期です。風邪などには十分注意したいものですね。

