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お天気豆知識(2025年04月29日(火))

ドライブ前の車の点検
ドライブ前の車の点検

ゴールデンウィーク期間中、車での遠出や帰省を考えていらっしゃる方も多いでしょう。長距離のドライブとなる場合もありますし、普段車の点検をまめにしていないのであれば、この機会に点検を行ってみてはいかがでしょうか。
まず、ボンネットを開けてエンジンルームでエンジンオイルを点検しましょう。エンジンオイルは、エンジンの回転運動や往復運動をなめらかにするのが主な役割です。このほかに重要な機能として、循環によって高温化した部分の熱を奪うという冷却作用もあります。
エンジンオイルが不足するとエンジンが壊れたり、オーバーヒートの原因となりますので、オイルの量が適量かどうか確認しましょう。オイルレベルゲージを引き出し、上限(MAX)と下限(MIN)の目盛りの間にオイルが付着していれば問題ありません。
次に確認するのは、バッテリーです。エンジンが始動しない主な原因にバッテリーの上がりが挙げられます。これを防ぐにはバッテリー液の点検と補充を行います。液が不足している場合は専用の補充液か蒸留水を補充してください。なお、このとき入れ過ぎるとエンジン不調の原因となりますので注意が必要です。
最後にタイヤの空気圧の点検です。タイヤの空気圧は、燃費の良し悪しやブレーキの利きにも関わり、車全体の性能に大きな影響を及ぼします。空気圧の適正値は運転席のドア側面などに表示されていて、測定するには空気圧計を使用します。空気圧計を持っていない場合は、ガソリンスタンドでもチェックしてもらえるので、給油の際にみてもらってはいかがでしょうか。
これらの点検内容は車の安全走行にとって非常に重要であるため、誰もが簡単に実施できるような構造になっています。普段からまめに点検を行うことを心がけたいですね。

高速道路で車が故障したら
高速道路で車が故障したら

長距離のドライブでは、高速道路を利用する人も多いでしょう。高速道路は目的地に早く着けるというメリットがある反面、スピードを出して走行するため、ささいな事が思わぬ大事故を起こす場合があります。
その一因となる可能性があるのが車の故障です。もし、万が一高速道路で車が故障してしまった場合の対処方法をみてみましょう。
まず、ハザードランプをつけて後続車に合図し、ゆっくり路肩に停車してください。さらに発煙筒をたいたり、停止表示板を後方50メートルほどのところに設置すれば、後続車に故障車や事故車の存在をより明確に認識してもらえます。
次に、運転者も同乗者もガードレールの外など、安全な場所に速やかに避難してください。車内や車の前後にいたところを後続車に追突され、死傷する例がたびたびあります。
最後に、非常電話をつかって故障を通報してください。非常電話は1キロごと、トンネルの場合は200メートルごとに設置されていて、ほとんどの非常電話は受話器を取るだけで高速道路を管理する会社の交通管制室につながります。
ゴールデンウィーク期間中の高速道路はとくに混雑し、そのぶん事故の危険性が高くなります。出発する前は渋滞予測情報などをみてゆとりをもった計画を立て、運転中は適度に休憩をとるなどして安全運転に心がけてください。

過去のお天気豆知識

冬の季語2025年12月03日(水)
ポインセチア2025年12月02日(火)
息が白く見えるのは2025年12月01日(月)
風速2025年11月30日(日)
ブラックアイス2025年11月29日(土)
体感温度2025年11月28日(金)

各地の天気

お天気豆知識

冬の季語

冬の季語

葉の落ち尽くした冬、山のたたずまいはそれまでとうって変わって寂しげです。新緑もなく、紅葉の色づきもなく、ただ枯れた木々が立ち並ぶ姿は、生き物の気配が感じられないため躍動感が全くありません。今、山々は四季の中で最も静かなシーズンを迎えているのです。こうした冬の山の様子を「山眠る」などと表現することがあります。「山眠る」は、俳句の世界では冬の季語とされていて、精彩を欠いた冬山の様子を表しています。実際は、山には越冬している虫や動物たちは隠れていますし、スキー場がある山では、むしろ冬が一年で最も騒々しい季節にあたる所もあります。しかし、本来、冬山は、春、夏と成長していた植物が気温の低下とともに生命活動を低下させ、次にくる春を、静かに待つ時期なのです。それは、あたかも私たち人間が、昼間の疲れをとって、元気に次の日を迎えるために睡眠が必要なのと同じことなのでしょう。そうした情感を見事に言い当てた言葉が「山眠る」なのです。

ポインセチア

ポインセチア

クリスマスシーズンとなる12月。この月を代表する花といえば、やはりポインセチアです。ポインセチアはメキシコ原産で、アメリカのメキシコ駐在大使だったポインセット氏がアメリカに持ち帰って、広まったものといわれています。ちょうどクリスマスのころに見頃を迎えることから英名は「クリスマスフラワー」といいます。アメリカから世界中に広まって、日本には明治中期にやってきました。ポインセチアは、一見すると大きな赤い花が咲いているようにみえますが、この赤い部分は「苞(ほう)」と呼ばれる葉の変形したものです。もともとは緑の葉ですが、冬が近づいて日照時間が短くなると自然に赤く染まるのです。なお、あまり目立ちませんが、中心部分に集まった黄色い部分が花にあたります。ポインセチアはクリスマスを飾る花として昔から親しまれてきましたが、その理由はなんといってもクリスマスカラーの赤と緑のコントラストが印象的だからでしょう。クリスマスの雰囲気づくりにはクリスマスツリーやクリスマスソングだけでなく、ぜひポインセチアもお試し下さい。

息が白く見えるのは

息が白く見えるのは

冬の朝、家を出ると自分の吐く息が白くなることに気づきます。息が白くなるのは気温が低いときですが、これは口の中の温度と外の気温の差が大きいためにおこります。人の口の中の温度は、体温とだいたい同じくらいで約36度です。口の中の暖かい空気が外に出ると、暖かい空気中に含まれる水蒸気は急に冷やされ水滴にかわります。普段、水蒸気は目に見えませんが、水滴になると白く見えるようになるのです。吐く息が白く見えはじめる温度は、外の気温が約13度以下になってからが目安と言われています。ただし、口の中の湿度はもともと高いので、13度より少し高めの温度でもうっすら白く見えることもあるようです。温度は全然違いますが、他にも白く見えるものに、沸騰したやかんからでる湯気やお風呂の湯気、また、冷え込んだ朝に川や湖の水面から立ちのぼる霧などがあります。これらも、息が白くなるのと同じ現象でおこっているのです。