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お天気豆知識(2024年12月22日(日))

雪の結晶・1
雪の結晶・1

クリスマス目前、街角のショーウィンドウには、雪の結晶をモチーフとした飾り付けがされているのをよく見かけます。
この雪の結晶、本当はどういう形か、ご存知でしょうか。
雪の結晶は、一つ一つ成長する環境の違いによりいろいろな形になります。
ただ、これらの形にはある規則性があって、よく使われている模様の中には、誤ったものもあるようです。

雪の結晶・2
雪の結晶・2

雪の結晶は六角形である、というのが一番の特徴ではないでしょうか。五角形や八角形のものはありません。
そして、結晶の軸となっている6本の枝にも特徴があります。6つの枝の先端をつないでいくと、正六角形になります。これは、枝の長さが全部同じだからです。
そして、それぞれの枝からのびている小さな枝は、軸となっている6本の枝よりも成長速度が遅いため、正六角形のラインから飛び出ることはありません。また、中心に近いほうから成長していくため、基本的には外にいくほど短くなります。
さらに、結晶の先端の枝の角度は120度です。ただ、地上に落下してくる時には、先端が融けたり、蒸発してしまうために、実際にはまるくなってしまっていることが多いようです。
それでも雪の結晶の形には、いくつかの規則性があり、自然の不思議さを感じさせてくれます。

過去のお天気豆知識

タラ2025年12月08日(月)
衣服の役割2025年12月07日(日)
大雪(たいせつ)2025年12月06日(土)
野沢菜2025年12月05日(金)
冬将軍2025年12月04日(木)
冬の季語2025年12月03日(水)

各地の天気

お天気豆知識

タラ

タラ

日本は四方を海に囲まれた島国で、私たちは昔から海の恩恵を豊富に受けています。とりわけ、食卓にのぼる魚たちは、その代表的な例と言えるでしょう。今が旬を迎えているものには、タラがあります。タラはその身が雪のように白く、また冬に旬を迎えることから漢字では「魚へん」に「雪」と書き、「鱈」の字をあてます。タラは鍋料理の具としても重宝され、煮込んだあとのだし汁もおいしく、「鱈ちりは後から食え」ということわざもあるほどです。また、お腹いっぱい食べることを「たらふくくう」と言いますが、この言葉には「鱈腹食う」という字を使うこともあります。これは、タラが食欲旺盛な魚で、そのお腹が大きく膨らんでいることに由来します。私たちの食文化は、言葉の文化にも通じる所があるのですね。

衣服の役割

衣服の役割

日ごとに寒さが増し、本格的な冬に近づいてきました。冬の寒さと上手につきあうためには、効率良く防寒をする工夫が大事です。寒いからといってただやみくもに重ね着をしても、風が吹くととたんに寒く感じたり、反対に服の中が蒸れて不快だったりとうまくいきません。快適で効率的な防寒をするには、肌着(インナー)、中間着(ミドラー)、外着(アウター)の役割を考える必要があります。肌着は皮膚に直接触れる衣服なので、衛生面からも汗をよく吸収し、かつ乾きやすい性質が求められます。中間着には高い保温性が必要で、空気の層をたっぷりと作ることのできるものが適しています。外着は防風性や防寒性、防水性が優れているものを選びます。周囲の寒さが体に伝わってこないような中綿でなおかつ、そで口やえり口などがしっかり詰まったものが望ましいでしょう。これらの機能がそろったものならば、最低3枚の重ね着で寒さをしのぐことができるのです。

大雪(たいせつ)

大雪(たいせつ)

12月7日は二十四節気のひとつ、大雪(たいせつ)です。11月22日の小雪(しょうせつ)からさらに寒さが深まり、日中の日差しも徐々に弱まってきます。このころから北日本や標高の高い地域はまとまった雪が降るようになり、それに合わせて続々とゲレンデもオープンしてきます。よく晴れた朝は鹿児島など南の地方でも、霜が見られるようになります。関東北部や岐阜、名古屋などでも、平年ですとこの頃から雪が降り始めます。これからは暖房が欠かせない季節ですね。