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お天気豆知識(2024年12月22日(日))

雪の結晶・1
雪の結晶・1

クリスマス目前、街角のショーウィンドウには、雪の結晶をモチーフとした飾り付けがされているのをよく見かけます。
この雪の結晶、本当はどういう形か、ご存知でしょうか。
雪の結晶は、一つ一つ成長する環境の違いによりいろいろな形になります。
ただ、これらの形にはある規則性があって、よく使われている模様の中には、誤ったものもあるようです。

雪の結晶・2
雪の結晶・2

雪の結晶は六角形である、というのが一番の特徴ではないでしょうか。五角形や八角形のものはありません。
そして、結晶の軸となっている6本の枝にも特徴があります。6つの枝の先端をつないでいくと、正六角形になります。これは、枝の長さが全部同じだからです。
そして、それぞれの枝からのびている小さな枝は、軸となっている6本の枝よりも成長速度が遅いため、正六角形のラインから飛び出ることはありません。また、中心に近いほうから成長していくため、基本的には外にいくほど短くなります。
さらに、結晶の先端の枝の角度は120度です。ただ、地上に落下してくる時には、先端が融けたり、蒸発してしまうために、実際にはまるくなってしまっていることが多いようです。
それでも雪の結晶の形には、いくつかの規則性があり、自然の不思議さを感じさせてくれます。

過去のお天気豆知識

トウガラシ2025年11月22日(土)
小雪(しょうせつ)2025年11月21日(金)
雪を降らす機械2025年11月20日(木)
雨・雪の目安2025年11月19日(水)
温泉は「地球のスープ」2025年11月18日(火)
焼きいも・12025年11月17日(月)

各地の天気

お天気豆知識

トウガラシ

トウガラシ

世界中の食卓で欠かせない調味料のひとつにトウガラシがあります。トウガラシは中南米が原産で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り世界中に広まったと言われています。トウガラシを使った調味料の種類は非常に多く、メキシコ料理で使われるチリパウダーやタバスコ、中華料理のラー油、豆板醤(トウバンジャン)、日本の七味唐辛子などがあります。日本でも古くから栽培されており、なじみの深い鷹の爪(タカノツメ)の他にも、京阪地方で栽培されている伏見(フシミ)や、辛みの少ないシシトウガラシなど種類も豊富です。トウガラシの魅力である刺激的な辛みのもとは、カプサイシンと呼ばれる成分です。カプサイシンは脂肪の燃焼を助けると言われ、肥満防止やダイエットに効果があるとされています。また、胃や腸の神経を刺激したり、血行を良くしたりして体を温める作用もあります。トウガラシの辛み成分は熱に強く、加熱してもその効果はなくなりません。どんどん寒くなる冬こそトウガラシを食べて、体の内側から温かくなりましょう。

小雪(しょうせつ)

小雪(しょうせつ)

11月22日は、二十四節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」です。立冬を過ぎ、冷え込みが厳しく小雪がちらつき始めるころという意味です。例年では、北日本のほか北陸の一部などで初雪が観測される時期に当たります。このころから西高東低の冬型の気圧配置が次第に多くなり、寒さも一段と増していきます。冬の寒さに備えて、冬服やマフラーや手袋などの防寒具はいつでも使えるよう、準備しておきたいものです。

雪を降らす機械

雪を降らす機械

11月も終わりに近づき、いくつかのゲレンデはすでにオープンしています。最近では、紅葉を迎えたばかりの時期からでもスキーが楽しめるようになってきました。それを可能にしているのが、「人工降雪久や「人工造雪久です。人工降雪機は気温の低いときに空中へ水と圧縮した空気を噴射し、空気中で凍らせて雪を降らせる機械です。そのため人工降雪機は気温と湿度の影響を大きく受けます。気温が低くて湿度が少ないほど質の良い雪になりますが、プラスの気温では湿度が十分に低くないと雪を降らせることはできません。一方、人工造雪機とはその名の通り、人工的に雪を作って噴射するため、細かく削り出した氷を空気とともに噴出するため、人工造雪機はほとんど天気に左右されません。夏でも雪を積もらせることができ、気温が30度を超えた状態でも雪を降らせることができます。このような機械の登場によって、天気に大きく左右されてきたスキー場も、人工雪を利用して安定した営業ができるようになっているのです。