紫外線の皮膚への影響
5月も終わりが近づき紫外線が気になっている人も多いのではないでしょうか。6月は一年の中で最も紫外線が強く、晴れた日は特に注意が必要となります。紫外線をあびると人間の皮膚ではいろいろな物質が作られます。例えば、皮膚が黒くなるもとになる「メラニン」という色素がそのひとつです。メラニンができるのは、紫外線から皮膚を守る防御反応ですが一定量を超えると、しみやそばかすとなるのです。また、「エラスターゼ」という物質も作られます。このエラスターゼは肌の弾力を保つ「エラスチン」を分解してしまうため大量に作られるとしわやたるみにつながります。そして、酸素の一種である「活性酸素」も作られます。活性酸素には体内の細菌を殺す作用があり、健康のためになくてはならないものですが、紫外線によって大量に作られると、活性酸素はその酸化作用によって皮膚の細胞を傷つけ、老化を招きます。このように、紫外線によって、皮膚はさまざまなダメージを受けるのです。