よく晴れた昼間に海岸へ遊びに行くと海から風が吹くことが多いのに気付いたことはありませんか。
海に近いところでは天気が安定していると、昼は海から夜は陸から風が吹いてくることが多いのです。
この風は海陸風(かいりくふう)といい、そのうち海から陸に向かって吹く風は海風(うみかぜ)、陸から海に向かうものは陸風(りくかぜ)といいます。
海陸風は、日ざしによる海と陸の暖まり方の違いによって生じるため、よく晴れていて天気の安定した日に現れやすいのです。
海風と陸風が交代する朝と夕方には風がピタリと止まる時間帯があり、この状態が凪(なぎ)です。特に、朝の無風時は「朝凪」、夕方のは「夕凪」といいます。
備考海風・陸風のよみ:放送では「ウミカゼ」・「リクカゼ」。学術的には「カイフー」・「リクフー」ともいう。
お天気豆知識(2026年08月25日(火))


「海風」と「陸風」は海と陸の暖まり方の違いによってできる風です。
海の温度は一日を通してあまり変化しませんが、陸の温度の一日の変化はそれに比べると非常に大きいものです。
海と比べて暖まりやすく冷えやすい性質を持つ陸は、よく晴れて天気の安定した日の日中、日差しによってどんどん暖められていきます。すると、陸の空気も暖められて膨張し、気圧は海と比べて低くなります。
その結果、相対的に気圧の高い海の空気が、気圧の低い陸に向かって流れ出すのです。これが「海風」の正体です。
逆に、夜はなかなか冷えない海と違って陸は気温が下がっていきます。陸より海の方が気圧は低くなり、今度は陸から海へ向かう「陸風」が生まれます。
ただ、陸風は海風に比べて弱いため、昼の海風の方が感じやすいかもしれません。

