立秋が過ぎ、暦の上では秋とはいえ、広い範囲で残暑が続いています。
かんかん照り、猛暑、真夏日、熱帯夜など今年の夏も暑さを表すたくさんの表現を目や耳にしたことでしょう。中には「油照り」という表現もあったかもしれません。
「油照り」は「空が薄曇りで風がなくじりじりと蒸し暑いこと(広辞苑)」です。日差しはそれほど強烈ではなくても、サウナの中に閉じこめられたような暑さを経験した方も多いでしょう。
「油照り」と比較すると違いが際立つ言葉は「炎天」です。「炎天」は仰ぎ見ることもかなわない、「夏のやけつくような暑い空(広辞苑)」をいいます。
その他にも、風がない時の暑さの表現に「風死す」があります。夏の盛りにまったく風がやんで、耐えられないほど暑さを覚える状態を表しています。
お天気豆知識(2026年08月15日(土))


厳しい暑さを表す言葉には、炎暑、極暑(ごくしょ)、酷暑などがあります。辞書を紐解いてみると、炎暑は「夏の燃えるような厳しい暑さ(広辞苑)」のことです。
極暑と酷暑もだいたい同じ意味ですが、炎暑にはかっと照りつける太陽を印象づけるような響きがあります。
極暑は読んで字のごとく「きわめて暑いこと(広辞苑)」です。
酷い暑さと書く酷暑は「夏の厳しい暑さ(広辞苑)」ののことで、2026年に気象庁は正式に、日最高気温が40度以上の日を「酷暑日」と定めました。
統計的な暑さの極みは8月上旬ごろの所が多くなっています。残暑は秋風とともに次第に衰えていきます。
「夏果てて秋の来るにはあらず・・・夏よりすでに秋は通い、秋はすなわち寒くなり・・・」と徒然草にあるように、秋の気配は知らぬ間にしのびよってくるのです。

