私達は人生のおよそ3分の1の時間を睡眠に費やします。睡眠は、疲労を回復したり、健康を維持するのに欠かすことはできません。それだけに、夜は快適な布団で眠りたいものです。
人間は、一晩でおよそコップ1杯程度の汗をかくといわれています。皮膚の下で作られた汗は水蒸気となって体の外に放出され、そのほとんどは布団によって吸収されます。
このとき掛け布団が吸った水分は、ある程度逃げて部屋中に広がりますが、敷き布団が吸い取った水分は、床が吸い取ってくれない限りほとんど蒸発していくことはありません。
こうして湿ったままになった布団は気持ちがよくないだけでなく、あたたまりにくいのです。また、カビやダニの温床になり、アレルギーやアトピーの原因になることもあります。
通常、床に就いてから3、4時間たつと、布団の中の湿度は35パーセントから50パーセントでほぼ一定になります。しかし暑さを感じるときには湿度が60パーセント以上、特に夏の暑い夜は80パーセントに達することもあるそうです。
このように、気温が高いほど湿度も高くなって布団は不快になるので、これからの時期は、いつも以上に布団干しを行ったほうがよいといえます。
お天気豆知識(2026年06月28日(日))


人は寝ている間に多量の汗をかくので、布団はこまめに干さなければ快適な睡眠を妨げるものになってしまいます。梅雨の晴れ間は貴重なものですから、短い時間でも晴れたら布団を干すようにしましょう。
羽毛布団なら裏と表それぞれ30分程度干すだけで十分ふっくらします。綿などの植物性繊維の布団はあまり短時間では効果が現れにくいので、黒い布をかけて干せば表面温度が上がりやすくなり、水分も逃げやすくなります。
干す時間帯は、午前10時から午後2時までの湿度の低いときが適しています。ただし、雨が上がった直後は余計に湿ってしまうので避け、十分気温が上がって湿度が下がる午後まで待つようにしましょう。
晴れ間がほとんどなくて外に布団を干すことができない場合は、布団乾燥機を利用するのも手です。その際、乾燥機によって熱くなった布団はなかなか冷えないので、朝のうちに利用するか、終わったら風に当てて早く冷ますように工夫するとよいでしょう。
そのほか、いすや台の上に布団をかけ、エアコンで除湿をしながら扇風機で風を送っても十分な効果があります。特に羽毛や羊毛などの動物性繊維の布団には大きな効果が期待できます。

