カヌーとは、櫂(かい)を使って水面を自由に移動する小さな船のことで、いくつかの種類があります。
カナディアンカヌーは、上部が完全に開いているオープンデッキタイプのカヌーで、穏やかな湖で利用されることが多いものです。
大型なのでたくさんの荷物や人を乗せることができる反面、保管場所は制限を受けてしまいます。そのためカヌーの中には折りたたみ式のものもあり、ファルトボートと呼ばれています。
他には、リバーカヤックやシーカヤックといったものがあります。いずれも上面には乗り込むための穴が開いているだけで、乗ると下半身が隠れてしまうタイプです。
リバーカヤックは川で使用するため、岩などの障害物をよけたり流れを選びながら進めるよう回転性に優れたつくりになっています。
一方のシーカヤックは海で使われるカヌーで、波を切って進めるよう直進性に優れていることが特徴です。
カヌーは天候の変化によって大きな影響を受けやすい川や海、湖でのスポーツです。事前に十分な気象情報を集めておき、行動中もラジオやスマートフォンなどで気象状況を常に把握しておきましょう。
お天気豆知識(2026年05月14日(木))


気温は日増しに高くなり、カヌーやラフティングなど川でのレジャーも気軽に楽しめる季節になってきました。これからの季節は軽装でカヌーに挑みがちになりますが、軽装で川に入ることには危険が伴います。
たとえば水温や気温が低いときや、長い時間体をぬれたままにしたときは低体温症に陥るおそれがあります。低体温症とは、体温を奪われることで体の内部の温度も下がり、正常な代謝機能がまひしてしまうものです。
意識がもうろうとしたり、心拍数が低下するなどといった症状が現れ、最悪の場合には死に至ることさえあります。この低体温症は、水温、気温共に低い冬に限らず夏にも多く発症しています。
気温が高くなったからといって油断せず、カヌーを楽しむ際には乾きやすく保温性に優れた専用のウェアを身につけることを心がけましょう。
なお、ウェアを選ぶ場合は必ず気温よりも水温を目安にするようにしてください。雪解け水の流れ込む川などでは、この時期でも水温はかなり低いことがあって、川の水温を気温から判断することはできません。
出かける前に、地元のカヌーを扱う店や、スクールなどに水温を確認しておくことが賢明といえるでしょう。

