4月5日は二十四節気のひとつ、「清明(せいめい)」です。清明には、草木の花が咲きはじめ、あらゆるものが晴れ晴れとした明るさにあふれているころ、という意味があります。
ちょうど入社式や入学式のシーズンにあたり、新しい生活や環境に期待で胸を膨らませている人も多いのではないでしょうか。
清明のころは、例年であれば西日本や関東地方などで桜が満開になるころです。そして桜以外にも春を感じさせてくれる植物や動物の姿が多く見られるようになります。
モンシロチョウやツバメは東日本や東北地方でも見ることができるようになり、西日本では紫色の美しいノダフジが咲き出します。そして北国では、道路脇や日陰に残っていた雪がようやく姿を消していく時期なのです。
お天気豆知識(2026年04月04日(土))


春は、草木の若芽が顔を出す季節です。春の色と言えば、桜を連想される方が多いようですが、この桜色と新芽の黄緑色の組み合わせは、なんともやわらかく、極上の春の色彩といえるのではないでしょうか。
このような、春の彩(いろど)りに欠かせない黄緑色には四季の風情を連想させる呼び名がつけられています。
萌黄色(もえぎいろ)は、春先の萌えるような草木の色で緑と黄の間の色のことです。萌え出たばかりの葱(ネギ)の新芽の色の意もあり、萌葱色とも書きます。また、萌木色と書く場合もあり、春になって木から葉が萌える様子が連想されます。
若草色は、春になって萌え出た若草から、自然の息吹を感じさせる若々しい色です。また、若草は、春の若々しく、柔らかい感じを捉えた季語です。夏目漱石の「若草や水の滴る蜆籠」という句は、蜆を入れた蜆籠が水を滴らせて、若草に置かれている構図で、春の生気が感じられます。
鶸(ひわ)色は、萌黄色よりさらに黄色の混ざった色のことです。このような黄色とも、黄緑色とも判断の付かない色は名前が付けにくく、日本では小鳥のヒワ(鶸)の胸の羽根の色に似ていることからひわ色と名付けられたそうです。

