春の星座の代表格である「しし座」。星占いで有名ですが、その形も比較的わかりやすくなっています。
しし座は獅子の胸のところに1等星「レグルス」があります。これは「小さい王」という意味で、古代ローマ時代には「獅子の心戴とも呼ばれていました。
レグルスから頭の方にかけて「?」マークを裏返した形に星が並んでいます。これは「ししの大がま」と呼ばれる部分で、ヨーロッパで使われる草刈り鎌に形が似ているところから名付けられました。夜空でもわりと目につく形です。しし座を探すときはこの「ししの大がま」を目印にしましょう。
胴体からしっぽの方に目を移していくと、しっぽのあたりに「デネボラ」と呼ばれる2等星があります。このデネボラとおとめ座の「スピカ」、うしかい座の「アルクトゥルス」を結んでできる大きな三角形を「春の大三角」といいます。
しし座の獅子は、ギリシア神話ではネメアの谷に住む人食いライオンで、退治に来た猛者たちをことごとく食い殺していました。そこで登場したのが勇者ヘルクレスです。ヘルクレスとこのライオンの戦いは三日三晩続きました。その結果、人食いライオンは退治されたのです。
お天気豆知識(2026年04月01日(水))


「おおぐま座」と「こぐま座」はいつも北の空に見られます。それはこぐま座の尻尾の先に「北極星」があることからも分かります。
北極星は常に北にある星として、古くから船乗りや旅人の道標になっていました。今でこそ、こぐま座の2等星が北極星として輝いていますが、実は北極星というのは長い年月の間に移り変わっています。
それは「歳差(さいさ)」と呼ばれる現象のためで、今から約1万2千年後には七夕の織姫星であること座のベガが北極星になります。
北極星を探すのに重宝するのが「北斗七星」です。北斗七星は、ひしゃくの形をしていますが、それだけで星座になっているわけではなく、おおぐま座の一部です。ちょうど、熊の腰から尻尾にかけてが北斗七星に相当します。
北斗七星だけでもかなりの大きさので、おおぐま座としてみると広大な範囲になります。おおぐま座は全天で、88個ある星座のうち3番目に大きい星座なのです。

