全国のほとんどのスキー場がオープンしているこの時期、ウインタースポーツを楽しむために雪山に車で出かける方も多いことでしょう。
スキー場では歓迎される雪も、道路上にあれば事故を引き起こす原因にもなり、厄介な存在です。さらに、雪の多いところでは、雪深い道に進入して雪にはまり、身動きがとれなくなることもあります。
昔と比べると最近は道路の除雪が行き届いてきましたが、それでも雪が降って間もないときには、わき道などに除雪されていないところが見受けられます。雪道にはまって長時間身動きがとれなくなることを考えれば、こういった雪深い道の走行はできるだけ避けた方が無難です。
また、都市部や郊外に関わらず、屋根のない場所での長時間の駐車も注意が必要です。路上以外は基本的に除雪されないので、雪が降れば駐車した車は雪に囲まれてしまい、脱出は困難なものになってしまうのです。
雪国では夜間に大雪が降ると、朝の出勤時間、屋外の駐車場や路肩に停めていた車が、タイヤを空転させて身動きがとれなくなっているという光景は珍しくないのです。
お天気豆知識(2026年01月27日(火))


タイヤが雪にはまってしまったときには、無理にアクセルを踏み込んではいけません。タイヤの回転によって雪が掘られ、雪により深く沈んでしまったり、雪面が磨かれてさらに滑りやすくなってしまうためです。
雪にはまったら、まず人に車を押してもらうのが一番です。押してもらう人がいないときには、他の車にけん引してもらってもよいでしょう。
もし、助けてくれる人や車が近くにいないときには、ジャッキで車体を持ち上げて、タイヤの下に雪をつめるのが、最も確実な脱出方法です。その際、雪がしまっていない場合はジャッキが雪に沈んでしまい、不安定になるので、板の上にジャッキを載せるようにします。
また別の方法として、タイヤの下に毛布をはさんでアクセルを踏むというのも有効です。毛布が滑り止めとなってタイヤの空回りを防いでくれるのです。毛布が無ければ車内のフロアーマットでも構いません。
いずれにせよたった一人で雪にはまってしまったときは誰でも心細いものです。とくに、山の中などで助けを呼ぶことができなければ命に関わります。もし雪にはまった車を見かけたら、ぜひとも助けてあげたいものですね。

