1月も半ばとなり、厳しい寒さを迎えている北海道では、1日の最高気温が0度未満の真冬日となる日も出てきています。寒さがピークに達するころ、北海道のオホーツク海側には流氷が接岸するようになります。
流氷が初めて見られるようになるのは、例年1月下旬のことで、網走市で流氷が見られる平年日は1月22日、接岸の平年日は2月4日です。その後2月の中旬になると、稚内市でも流氷が見られるようになります。
流氷ははるか北の海でできた氷が時間をかけて流れてくるものです。そのため、今の時期にはすでに流氷のもととなる氷が作られているのです。
まず初めにできるのは、網走から1400キロメートルほど北に離れた、ロシアのシャンタル諸島付近です。12月になると、シャンタル諸島付近の氷はサハリンの北東海岸に達し、そこからさらに北のペンジンスキー湾でも氷が見られるようになります。
そして、流氷の範囲は長い時間をかけて広がり、1月には北海道に達し、3月にはオホーツク海の8割に及ぶ大規模な流氷域を作り上げるのです。今シーズンの流氷の便りがいつごろになるのか楽しみですね。
お天気豆知識(2026年01月14日(水))


オホーツク海の流氷域は、世界の海の中でも最も低緯度にまで広がっています。北海道の流氷は、さらに寒い北の地方で作られた氷が北風にのってやって来るものなので、流氷ができるほどの寒さではない北海道でも見ることができるのです。
しかし、遠くから流氷を運んでくる風は、ときに接岸した流氷を遠ざけてしまうこともあります。それは、たった一晩の間に海を見渡す限りの流氷で埋め尽くしてしまうこともあれば、一面に広がっていた流氷を一晩のうちに流し去ってしまうこともあるのです。
風が流氷を近づけるのか遠ざけるのかは、天気図の気圧配置を見ることでおおよその推測をすることができます。オホーツク海の海岸は北東を向いているため、流氷を岸に近づけるのは北からの風です。このような風が吹くのは、低気圧が北海道の南を通過して東の海上に抜けたころになります。
また、冬は北西風がよくあらわれる季節ですが、それよりやや西の風になると、流氷は岸から遠ざかっていきます。このような風は、低気圧が千島列島の北部で発達しているときに吹きやすくなります。

