ブドウの選び方
実りの秋、店頭には秋の果物が並ぶようになりました。中でもブドウは秋の代表的な果物です。ズラリと並んだ中から、よりおいしいブドウを見分けるにはどうすればいいでしょうか。ブドウは、メロンなどのように日をおいても甘みが強まるわけではないのでなるべく新鮮なものを選んで下さい。そのためには、まず軸に注目するとよいでしょう。収穫してからおよそ5日から6日たつと緑色からだんだん茶色に変色してしまうので軸は茶色になっていないことが新鮮さの目安になります。軸だけでなくブドウの粒の様子で見分けることもでき、粒がみずみずしく、ハリが強いものの方がより新鮮だと分かるのです。また、よく熟していることもおいしいブドウの条件です。熟したブドウを選ぶには、皮の色を見て、濃いものを選ぶようにしましょう。濃いほど熟していて、甘みが強くなるのです。さらに、表面に白い粉がたくさんついているのも、おいしさの目安になります。この白い粉は「果粉(かふん)」といい、汚れではありません。ブドウの実の表面から水分の蒸発を防ぐ役目があります。果粉は病気や水の管理の失敗などによって少なくなってしまうため、たくさんついているブドウはおいしいものとなるのです。これらのポイントを参考にして、お店でおいしいブドウを選びましょう。