天気には地形が大きく影響します。特に冬は太平洋側と日本海側で大きく違いますが、その主たる理由は、日本列島を背骨のように走る山々です。
東日本には木曽山脈や赤石山脈、越後山脈など2000メートル級の山並みがあり、冬はこの山を境に風下側と風上側とでは天気は一変します。
風上側である日本海側はどんよりした雪や曇りの天気が続きますが、一方、風下側の太平洋側は冬晴れの日が多くなります。同様に、東北地方も奥羽山脈をはさんで太平洋側と日本海側では雪の量や天気傾向も違ってきます。
これは南の九州にも当てはまります。九州山地の風上にあたる熊本は季節風に伴う雲が流れ込みやすいのに対し、宮崎は穏やかな晴天が続きます。これは1月の平年の日照時間を見ても明らかで、熊本はおよそ133時間、一方の宮崎はおよそ193時間です。
また、山があることによって天気だけではなく、風の流れも大きく影響します。おろしやだしなど、局地風と呼ばれる風はその土地土地の地形によって生まれます。
これらの風に悩まされることも多いですが、うまく利用して乾物や染め物、風力発電などに活かしている所が多いのも事実です。
お天気豆知識(2026年01月17日(土))


一般に、冬の天気は日本海側で雪や曇り、太平洋側では晴れの傾向がありますが、これは、日本海側と太平洋側の境に高い山々があるため、雪雲がぶつかり雪をほとんど降らせてしまうからです。
しかし、季節風が強まると太平洋側でも大雪になることがあります。その代表的な地域が東海地方です。
日本地図を見るとよくわかりますが、若狭湾から伊勢湾にかけては日本海と太平洋が最も近く、日本列島のくびれている所とも言い換えられます。
この間には高い山がなく、さらには日本最大の琵琶湖や関ヶ原という谷間もあるため、風の通り道となっているのです。このため風下側である東海地方は、強い寒気が入り北西の季節風が強まると、雪雲が流れ込み大雪となるのです。
この場合、日本の大動脈である東名高速道路や東海道新幹線などが、通行止めや運転見合わせになることも多く、東海地方だけではなく更に広い範囲で様々な影響がでることになります。
同じように太平洋側であるにもかかわらず雪が多い地域は、山々の谷間から雪雲が流れこんでくることが多いところなのです。

