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お天気豆知識(2025年04月28日(月))

高速道路の横風
高速道路の横風

高速道路を走行中、突然の横風にあおられてヒヤリとしたり、ハンドルを取られた経験をしたドライバーは多いのではないでしょうか。その際とっさにブレーキをかけたり、急にハンドルを切って蛇行運転をしてしまった方もいるでしょう。
実際、横風によって事故を引き起こしたドライバーは少なくはありませんが、そのほとんどは風自身によって引き起こされたというよりは、風にびっくりしたドライバーの運転操作が直接の原因となっています。
例えば、一般的な乗用車で風速12メートル以上の横風が吹いている場合、時速80キロで走行中の車はその力によって約50センチほど流されると言われています。車が流される距離は、風が強いほどそしてスピードが速いほど大きく、ボディー側面の面積が広いワゴン車やトラックほど極端に風に流されるのです。
さらに、スピードを出している車は実際よりも強い風に流されていると感じやすく、必要以上にハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりするのです。
高速道路の場合、すべての車がスピードを出しているため、横風が思わぬ追突事故を起こしたり、スリップ事故につながることもあります。これらを防ぐために、どのような場所で強い横風が吹きやすいかを知っておく必要があるのです。

横風を受けやすい所
横風を受けやすい所

高速道路で横風を受けやすい所といえば、まず橋の上の道路が挙げられます。橋の上は周りに障害物がないため、川にそって橋を横切るように風が流れます。
また、谷間を横切るような道路も同様に横風が強い場所です。山間部の高速道路の場合、トンネルとトンネルの間の道路が谷間を走っていることが多く、トンネルを抜けた所でいきなり横風に出くわすため、ドライバーはびっくりしてしまうのです。
そして、道路わきの壁が途切れている所も横風に注意が必要です。以上のような場所では、ドライバーは横風に注意しながら運転する必要があります。
では、実際に横風の強さを確認するためにはどうしたらよいのでしょうか。例えば、横風の吹きやすいトンネルの出口には吹き流しがあり、風速の目安になります。吹き流しが水平にたなびいていたら風速は10メートル以上です。また、風速8メートル以上の場合、電光掲示板にも表示されるようになります。
このような場合はあらかじめ速度を控え、もらい事故も防ぐために車間距離を長めにとることが大切です。
横風による事故は適切な心構えと運転操作で多くの場合防ぐことができます。決してハンドルをとられても慌ててはいけません。

過去のお天気豆知識

天高く馬肥ゆる秋2025年10月22日(水)
ドライフルーツ2025年10月21日(火)
あかり2025年10月20日(月)
雲の四季2025年10月19日(日)
おうけつ・ポットホール2025年10月18日(土)
快眠を促す環境2025年10月17日(金)

各地の天気

お天気豆知識

天高く馬肥ゆる秋

天高く馬肥ゆる秋

「天高く馬肥ゆる秋」という秋のことわざがあります。このことわざの「天高く」とは、空気がすんで高く晴れわたる秋の空を表しています。また、暑い夏のあと、涼しく快適な秋になると夏に消耗した体は元気を取り戻し、食欲もわいてきます。「馬肥ゆる」とは、まさに食欲の秋、馬も人間と同じで、よく草を食べて肥えていく、という意味です。このように、このことわざは、秋はさわやかで気持ちのよい季節であるということをたとえたものです。しかし、このことわざはもともとは、さわやかな秋を表す言葉ではなく別のことを意味していました。昔中国では、秋になると、北方の騎馬民族が元気になった馬に乗って秋の収穫物を略奪にやってくることが多かったようです。そのため、当時、このことわざには襲来する騎馬民族に対して防備すべき季節がやってきたという意味があったのです。

ドライフルーツ

ドライフルーツ

寒さが増し空気が乾燥する時期は、干し柿や干し芋などの乾燥食品が多く出回りますが、最近では、欧米や中国原産の様々な果物を乾燥させたものも、季節にかかわらずスーパーなどでよく目にするようになりました。ほとんどの果物は水分が多く含まれているので長持ちしませんが、乾燥してドライフルーツに加工することで長期保存が可能となります。ドライフルーツは「保存食」として、旬の時期でなくても味わうことができる食品なのです。また、ドライフルーツに加工することで水分が減り、総重量も減ってしまいますが、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が凝縮されるので、生のフルーツよりも少量でたくさんの栄養をとることができ、「健康食」としても利用することができます。さらに、ドライフルーツは、そのまま食べるだけではなく、料理のバリエーションを増やす食材としても活用できます。肉や魚にドライフルーツを加えることでやわらかくしたり、朝食のシリアルに混ぜて、彩りを増やすことができるのです。ドライフルーツにはこのような特徴があり、日々の偏りがちな食生活を改善するためにも常時、食卓の上に置いておきたいものですね。

あかり

あかり

10月21日は明かりの日です。日本電気協会・日本電球工業会等が1981(昭和56)年に制定したもので、1879(明治12)年の10月21日に、エジソンが日本・京都産の竹を使って、白熱電球を完成させて、40時間以上点灯させたことにちなんでいます。今では当たり前となっている明かりのありがたみを認識する日でもあります。明るさは照度(しょうど)の単位であるルクスで表されます。ルクスとは光を受ける面の明るさを表す値で、数字が大きいほど明るいことを示します。たとえば、晴天の日の午後の太陽光は3万5000ルクス、雪山や真夏の海岸の明るさは10万ルクスです。しかし、夜ともなると真っ暗やみとなり、明かりが必要となります。明かりは、物が見えるというだけではなく、私たちの体に組み込まれている体内時計にも大きく関係しています。そのため、就寝前にリラックスしたいときは150ルクス程度の照明で、すっきりと目覚めたいときは、太陽の光を部屋に取り込む他にも3000ルクス程度の明るさの照明を使うことですっきりと目覚めることができるのです。