@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気
5/28実施予定:警報情報の提供終了のお知らせ

お天気豆知識(2025年02月05日(水))

寒さの尺度・1
寒さの尺度・1

暦の上では春になったとはいえ、まだまだ厳しい寒さが続いていて、西日本や東日本でも氷点下の寒さになることがあります。
水が凍りはじめる0度以下の世界では、さまざまな現象が起こります。たとえば、マイナス4度以下の寒さでは水道管が凍結し、さらには破裂したりして私たちの生活に影響を与えます。強い寒気が来た時は、九州の平野部でもこの温度まで下がることがあります。
マイナス6度では、空気中の水蒸気が、窓の表面で凍る「窓霜」という現象が見られるようになります。また、サイダーなどの炭酸飲料水が凍るのもこの温度です。
さらに温度が下がってマイナス10度を下回ると、凍りにくいアルコールが含まれているビールでも凍り始め、マイナス13度以下ではぶどう酒、マイナス14度以下では清酒も凍ります。
マイナス15度以下の世界では、夜間、凍結のために家が音を立てる「家鳴り(やなり)」が起こることもあります。
また、早朝などには「ダイヤモンドダスト」という現象が見られるようになります。これは、大気中の水蒸気が凍って氷の結晶となり、日光に照らされて光る現象です。北海道の旭川市などでは、真冬のよく晴れた朝に現れることがあります。

寒さの尺度・2
寒さの尺度・2

マイナス20度以下という寒さは、北海道や本州でも標高の高いところなどの限られた地域でしか体験することのできない厳しい寒さです。
マイナス20度以下にもなると、もう顔を出して歩けないくらいになり、前髪やひげ、まゆ毛などには霜がつくようになります。
マイナス24度以下になると、塩分が多くて凍りにくいしょう油でさえ凍り始めます。さらに、マイナス25度を下回ると、生きた大木が立ったまま激しい音をたてて裂ける「凍裂(とうれつ)」が起こるようになります。
これは木の内部にある水分が凍って膨張するために起きる現象で、生木が裂けるほどのすさまじい寒さといえるでしょう。
また、マイナス40度まで下がると、空気中の水分は凍り、氷の粒による濃い霧が辺り一面を白く覆います。そして、マイナス50度くらいの寒さになると、吐息に含まれる水蒸気が凍ってしまいます。
日本では経験できませんが、凍った人の息は耳の辺りでかすかな音を立てるといわれ、シベリア東部のヤクートでは、この音を「星のささやき」とよんでいます。

過去のお天気豆知識

虫食い2026年05月30日(土)
北日本の冷夏2026年05月29日(金)
靴の中の気候2026年05月28日(木)
卯の花くたし2026年05月27日(水)
五月晴れ(さつきばれ)2026年05月26日(火)
地震は突然やってくる2026年05月25日(月)

各地の天気

お天気豆知識

虫食い

虫食い

6月1日は「衣替え」の日です。蒸し暑くなり始めるこの時期、そろそろ厚手や長袖の衣類を一気にタンスの中にしまって、夏物に切り替えている方は多いのではないでしょうか。その際、衣類に小さな穴があいてしまう「虫食い」には注意しておきたいものです。この小さな穴をあける犯人は「カツオブシムシ」の幼虫や「イガ」や「コイガ」などガの幼虫です。「カツオブシムシ」は、カブトムシなどと同じ甲虫(こうちゅう)の一種です。成虫になるとチューリップやマーガレットなどの花のみつを吸います。また「イガ」や「コイガ」も衣類を食べるのは幼虫の時期だけです。これらのガの幼虫は、衣類を食べるだけでなくその繊維で巣まで作り、食べた繊維と同じ色の保護色で身を守るため巣も一見したくらいではわかりません。このような衣類に害を及ぼす幼虫は、主にたんぱく質を栄養にして生きているため、それを含んだ繊維を食べます。幼虫は暗い所が好きなのでタンスや押し入れなどに居つき、冬を越して気温が15度以上になるころ、活動が活発になります。ちょうど春から秋にかけて、セーターなどの冬物を収納している期間は、衣類の虫食いの被害にあいやすい時期といえるでしょう。

北日本の冷夏

北日本の冷夏

北日本は冷夏の影響を受けることが多く、昔からその被害に苦しんできました。北日本の冷夏は大きく2種類に分けられます。そのひとつが「北冷西暑(ほくれいせいしょ)型冷夏」と呼ばれるものです。この場合、低気圧や前線が北日本を頻繁に通り、また上空には北からの寒気が流れ込みやすくなっているため、西日本では暑くて夏らしい天候になるのに、北日本一帯では気温が低く冷夏になるのです。高緯度ほど低温になりやすく、太平洋側でも日本海側でも同じように起こります。ただし、気温は低くても日照はある程度確保されるので、作物への被害はさほど極端なものにはなりません。低温の状態が続くのは数日くらいで、長くても10日前後のことが多くなります。そしてもうひとつは「やませ型冷夏」と呼ばれるものです。この場合、オホーツク海方面に高気圧が居座り、高気圧から吹き出す「やませ」と呼ばれる冷たい北東の風の影響で、東北の太平洋側を中心に冷夏となります。やませが吹きやすいのは稲の成長期から開花期にあたる5月中旬から7月中旬にかけてであるため、農作物への影響が大きくなります。また、やませは一般に5日前後吹き続けることが多く、時には20日以上に及ぶこともあるので、昔から農民にはとても恐れられていたのです。

靴の中の気候

靴の中の気候

靴の中の温度は足の甲や足の裏など場所によって違いがあります。靴の表面部分は、直接外気に触れ日射も受けるため、外の気温や日差しによって温度が大きく変わり、外気温が高くて日差しが強く当たるほど熱くなります。一方、靴底部分は外の気温にはそれほど左右されませんが、気温や日差しによって地面が高温になると、その熱が足の裏にまで伝わってくることがあります。地面が冷えていると靴底は熱を逃がす場所になりますが、夏は地面温度が50度を超えることもあるため、熱を受け取る場所になってしまうのです。さらに、足の裏は体の中でも特に汗をかきやすい部分です。外気温による汗の増減が少ないため、夏でも冬でも約10時間靴を履いた場合、季節にかかわらず両足で約200ミリリットルもの汗が出るといわれています。そして、足の甲の部分は、他の皮膚と同じように外気温が高いほど汗の量が増え、夏は足の裏に匹敵するほど大量の汗が出ることもあります。これらのことから、夏の靴の中は高温多湿な環境になっていることがわかるでしょう。