フロントガラスの曇り
車を運転していると、いつの間にかフロントガラスが曇ってきてしまうことがあります。運転中にガラスが曇ると視界が妨げられて大変危険です。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。これは車内の空気がフロントガラスで冷やされることが原因です。空気は気温が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。例えば、車内の気温が15度で湿度が50パーセントの空気は、温度が5度に下がると湿度は、ほぼ100パーセントとなり、それ以上水蒸気を含むことができません。こうなると、車内の水蒸気が水滴に変わり、この水滴がガラス表面に付着したのが曇りの原因です。ちなみに車内の温度が高ければ、フロントガラスが比較的高い温度でも曇りやすくなります。また、車内に人がいると呼気などの影響で湿度が高くなるため、一人で運転している時よりも車に大勢で乗っているときの方がガラスが曇りやすくなります。