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地震情報

地震情報

2025年06月23日 10時17分 発表

発生時刻2025年06月23日 10時13分頃
震源地トカラ列島近海
最大震度3
マグニチュード4.5
深さ20km
震度3
鹿児島県
鹿児島十島村
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各地の天気

お天気豆知識

雨の大きさ

雨の大きさ

雨がやわらかく降ったり、激しく降ったりするのは雨粒の大きさに関係していますが、その大きさとは一体どのくらいなのでしょうか。雨が降っていることを感じないくらいの霧雨の粒の大きさは直径0.2ミリほどです。雨粒の中でも小さなものは0.5ミリ前後で、「しとしと」と表現される並の大きさの雨粒ははだいたい2ミリ程度です。そして雷雨などの「ザーザー」と音をたてて降る大粒の雨は5ミリほどになります。大きい雨粒は小さい雨粒と比べると、体積にして1000倍にもなっており、この大きさの違いは雲の中での上昇気流の強さに関係してきます。雨粒は強い上昇気流に支えられて雲の中にとどまり、そこで雨粒同士がくっつきながら成長を続けます。雨粒が十分大きくなってある程度の重さを持つとき、また上昇気流が弱まったときに、雨粒は支えを失って落下を始めます。上昇気流が強ければ、雨粒はどんどん大きくなってもいいような気がしますが、実際には地上で観測される大きさには限界があり、直径が7ミリ以上になることはありません。これは、雨粒が大きくなるにつれて、表面張力の影響が相対的に弱くなるなどして、落下途中に分裂してしまうからなのです。

ハザードマップ

ハザードマップ

ハザードマップをご存知ですか。ハザードマップとは、過去の災害記録や現地調査、シミュレーションなどを基に、災害がおきやすい危険な場所や避難場所等を地図上に表したものです。災害予測図、危険地域予測図、防災マップと呼ばれることもあります。実際2000年の有珠山噴火の時、事前に住民に配られていたハザードマップを基に、迅速な避難が行われ、防災上非常に有効であることが示されました。ハザードマップには様々な種類があり、火山、地震、津波、洪水、落石・地すべり、雪崩、高潮など地域によって想定される災害に対して作られています。これまでハザードマップの存在があまり知られてなかったのは、ハザードマップを公表すると、地価が下がったり、住民の不安をあおったり、観光に打撃を与えると考えられてきたためです。しかし、現在ではハザードマップがあることで災害時に住民自身が積極的に動くことができ、観光客に対しても緊急時の対応をきちんと説明できるため、情報を率先して公開する考え方に変わってきました。そのためには正確な情報が必要です。どこで、どのような災害が起こりうるのか、また、災害が起こったときの対処法などを事前に知っておくことで、個人の防災意識が高まり災害時の被害を軽減することができるのです。ハザードマップを手に入れるには、各自治体に問い合わせるのがよいでしょう。また、最近ではインターネットで公開されている地域もあるので簡単に手に入れることができます。自分の住む町、学校、勤務先などが、どんな災害に弱いのか確認してみてはいかがでしょうか。

蚊取り線香の歴史

蚊取り線香の歴史

これから蚊に悩まされる季節ですね。家庭では蚊を追い払うために、電気式の蚊取り器や、うず巻き型の蚊取り線香を使っていることでしょう。なかでも蚊取り線香は、夏が来たことを実感させてくれる、今でも日本の夏に欠かせないアイテムです。蚊取り線香の歴史をひもとくと、江戸時代の資料には、「蚊遣り火(かやりび)」と呼ばれるものを利用していたことが書かれています。これは、様々な草木を燃やして煙をたき、蚊を追いやる方法でした。その後、「除虫菊」という殺虫成分のある花がアメリカから伝わり、1890年(明治23年)に蚊取り線香が誕生しました。当時の形は、長さ30センチ程度の仏壇(ぶつだん)の線香のような縦型で、今と違って運んでいる間に折れやすい上に、長時間はもたず、効き目が弱いものだったのです。そこで、1895年(明治28年)にこれらの欠点を改善すべく開発されたのが、うず巻き型です。現在のような形は、考案者の奥さんが出したアイデアがヒントになりました。うず巻き型は、縦型のものに比べて、太く、長くなったため折れにくく、持続時間も長く、効き目も良いものになりました。驚くべき事に、現在使われているうず巻き型は、100年以上前から変わらず、長い間人々に親しまれ、使い続けられているのです。