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大分県の傘指数

2025年12月20日10時00分発表
傘指数凡例 :
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折り畳み傘必要折り畳み傘必要
長傘必要長傘必要
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お天気豆知識

虫の冬越し

虫の冬越し

昆虫は気温の影響を受けて体温を変える変温動物です。そのため、冬になり気温が下がると体温も下がり、10度以下になると多くの虫は活動を停止します。気温の低い冬の間、虫はさまざまな所でじっと冬越しして、暖かくなる春の季節を待っているのです。冬越しの方法はさまざまで、カブトムシやクワガタムシなどは幼虫の姿で冬を越します。冬の森の中で落ち葉の下や朽ちた木の下を探してみると、これらの幼虫を見つけることができます。これは落ち葉が毛布の役割をしてくれるため温度変化が少なく、春になって急激に気温が高くなったとしても体力を消耗することがないからです。また、カマキリやトノサマバッタなどは卵として冬を越し、アゲハチョウやモンシロチョウはさなぎで冬を越します。卵やさなぎの場合は幼虫で冬を越すよりも寒さや乾燥に強く、むき出しになった木の枝や土の中で見つけることができます。そして、成虫のままで冬を越すものにはカメムシやテントウムシなどがあり、テントウムシは岩場のすき間などに集団を作って冬越しします。このようにして虫たちは寒い冬を越し、春が訪れるのを待っているのです。

雪のできかた

雪のできかた

雪の一粒一粒をよく見てみると、それぞれ複雑な形をしていることがあるのをご存じでしょうか。雪の結晶はどのようにして作られていくのか、その成長過程をたどってみましょう。空気中を漂うたいへん小さなちり粒に、上空のよく冷えた水蒸気が凍りついて球形の氷の粒を作り、やがて六角形の雪の結晶に成長します。その後も周囲の水蒸気を取り込んで成長しますが、このときの気温や湿度などによって様々な形になります。結晶の角から木の枝が6本伸びたような物や六角形の板状の物、針状の物もあります。これらの雪の結晶ははじめはごく小さなもので、落下していく間に別の雪の結晶とぶつかり、複雑に絡み合ったり、衝撃で壊れたりします。また、地上に近づいて気温が高くなると溶け始めたり、雲の中の水滴がくっついたりして、雪が水分を含むこともあります。特に、地上の気温が0度よりもやや高いときには、雪の結晶同士がくっつきやすく、比較的大きな雪へと成長します。なんと直径が10センチメートルという、たいへん大きな雪が降ったという報告もあります。雪はこのように複雑な形に成長しながら、地上へと舞い降りてくるのです。

光環ってご存知ですか

光環ってご存知ですか

あと一週間ほどでクリスマスですが、みなさんはどのように過ごされるのでしょうか。クリスマスというと、なんだかロマンチックなイメージがありますが、私たちの周りにある自然現象にも幻想的なものがあるのです。光環(または光冠)(こうかん)という現象をご存じでしょうか。これは、太陽や月に薄い雲がかかったときにその周りに虹色の輪ができる現象です。この虹色の輪は、雨上がりにできる虹と同じように、外側から赤、橙、黄、黄緑、緑、青というように並びます。光環は、主に太陽や月などの周りにできることが多いのですが、電灯や街灯などでも同じ現象を見ることができます。例えば、霧がかかっている時や雪や雨が降っている時、車のライトの周りに虹色の環(わ)ができることがあります。その降り方によってはライトに虹色の輪ができます。また、冷え込んだ夜には、街灯のガラス板が凍りつき、このガラス板に付いた氷の粒によって虹色の環がかかってみえることもあります。北国では時折お目にかかれるもので、いかにも幻想的な光景です。