光環ってご存知ですか
あと一週間ほどでクリスマスですが、みなさんはどのように過ごされるのでしょうか。クリスマスというと、なんだかロマンチックなイメージがありますが、私たちの周りにある自然現象にも幻想的なものがあるのです。光環(または光冠)(こうかん)という現象をご存じでしょうか。これは、太陽や月に薄い雲がかかったときにその周りに虹色の輪ができる現象です。この虹色の輪は、雨上がりにできる虹と同じように、外側から赤、橙、黄、黄緑、緑、青というように並びます。光環は、主に太陽や月などの周りにできることが多いのですが、電灯や街灯などでも同じ現象を見ることができます。例えば、霧がかかっている時や雪や雨が降っている時、車のライトの周りに虹色の環(わ)ができることがあります。その降り方によってはライトに虹色の輪ができます。また、冷え込んだ夜には、街灯のガラス板が凍りつき、このガラス板に付いた氷の粒によって虹色の環がかかってみえることもあります。北国では時折お目にかかれるもので、いかにも幻想的な光景です。


