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2025年の花粉情報の更新は終了しました。

次回は2026年2月に提供予定です。

各地の天気

お天気豆知識

梅雨の呼び方

梅雨の呼び方

もうすぐ西日本や東日本でもじめじめとした梅雨のシーズンがやってきます。日本ではこの雨の季節を「梅雨」と書いて、その音読みから「バイウ」と呼んだり、「露」、または熟したものがつぶれるという意味の「潰ゆ(ついゆ、つゆ)」から「ツユ」と呼んでいます。「梅雨」は日本特有のものではなく東アジア共通の気候で、盛夏に先立って起こる現象です。そのため、「梅雨」には各国それぞれの呼び名が付けられています。中国では日本と同じ「梅雨」という漢字を書き、「メイユー」と呼んでいます。そもそも日本で使われている梅雨(つゆ・ばいう)という言葉は中国から伝わったもので、中国で梅の実が熟するころの雨なのでこのような漢字が当てられています。中国の梅雨は例年、長江流域で、日本の大部分が梅雨入りする時期と同じかそれより遅い6月上旬から中旬に始まります。また、韓国での梅雨は「長霖」と書いて、「チャンマ」という名称で呼ばれています。韓国では、日本より遅い例年6月下旬から始まります。ちなみに日本国内でも、沖縄では梅雨を「小満芒種」と書いて、「スーマンボースー」という別の名前で呼ぶことがあります。この呼び名は、二十四節気の小満(しょうまん)から芒種(ぼうしゅ)、つまり5月下旬から6月上旬にかけて、沖縄で本格的な雨の時期になることから来ています。このように、夏を迎える前にやってくる雨期は、東アジア全体に及ぶ大規模な現象なのです。

紫外線の皮膚への影響

紫外線の皮膚への影響

5月も終わりが近づき紫外線が気になっている人も多いのではないでしょうか。6月は一年の中で最も紫外線が強く、晴れた日は特に注意が必要となります。紫外線をあびると人間の皮膚ではいろいろな物質が作られます。例えば、皮膚が黒くなるもとになる「メラニン」という色素がそのひとつです。メラニンができるのは、紫外線から皮膚を守る防御反応ですが一定量を超えると、しみやそばかすとなるのです。また、「エラスターゼ」という物質も作られます。このエラスターゼは肌の弾力を保つ「エラスチン」を分解してしまうため大量に作られるとしわやたるみにつながります。そして、酸素の一種である「活性酸素」も作られます。活性酸素には体内の細菌を殺す作用があり、健康のためになくてはならないものですが、紫外線によって大量に作られると、活性酸素はその酸化作用によって皮膚の細胞を傷つけ、老化を招きます。このように、紫外線によって、皮膚はさまざまなダメージを受けるのです。

紫蘇

紫蘇

梅雨のシーズンは梅の収穫期でもあり、これから産地では本格的な梅干し作りが始まりますが、梅干しと一緒に漬ける赤ジソもこれからの時期が旬となります。シソは日本を含むアジアの温帯地方で広く栽培されていて、主な種類には、青ジソと赤ジソがあります。青ジソは別名「大葉(おおば)」と呼ばれる葉の両面が青緑色のもので、一年を通して出回っています。一方、赤ジソは両面が赤紫色をしているシソで、多くは梅とともに漬けられるため、梅の収穫期に合わせてこれから8月にかけて収穫されます。そのほか、葉が縮れている縮緬(ちりめん)ジソや、表が緑色で裏が紫色の片面(かためん)ジソなどもあります。シソは独特の香りを持ったハーブの一種で、ラベンダーやミント、ローズマリー、バジリコといったハーブもシソ科の植物です。シソが刺身に添えられたり、梅干しとともに漬けられるのは、味や香りだけではなくその香りが持つ防腐効果もあるからです。食中毒に注意が必要になるこれからの時期は、シソを使った料理を作ってみてはいかがでしょうか。