8月と9月は台風の接近や上陸が多い時期です。
太平洋高気圧の勢力が強くて暑さの続くころは、円を描いたり、Uターンしたりと、不規則な進路をとる台風が多く発生します。このような複雑な動きをする台風は、「迷走台風」ともよばれています。
不規則な進路をとる台風の中に、2001年の9月に発生した台風16号があります。
この台風は9月6日に西表島の北の海上で発生してから、17日に勢力を弱めて熱帯低気圧になるまでの間、円を描いたり蛇行しながら沖縄周辺を迷走し続けました。
このため、長い期間、台風の影響下にあった沖縄地方では、より大きな被害を受けたのです。
お天気豆知識(2026年07月26日(日))


不規則な進路をとる迷走台風は、一般的に動きが遅く、長い期間に渡って影響を及ぼします。
これによって起こる被害にいくつかの特徴があります。
2001年9月、台風16号によって長い期間影響をうけた南西諸島の島々では、島外との船や飛行機の欠航が長引いたため飲料水や生鮮食品が届かず不足したり、病院へいくことができないといった大変深刻な事態となりました。
さらに、ライフラインの復旧が遅れたところでは、ポンプが作動せず断水が起きたり、電柱の倒壊により停電や電話の不通が続き、多くの人々の生活に支障をきたしました。
8月、9月にかけて台風の発生数、接近数はともに増えてきます。
万が一に備えて、防災への意識を高めておくことが重要です。

