春になり、冬の冷たい季節風にかわって穏やかで暖かな風が吹くことが多くなりました。冬の風から春の風にかわると、日本付近に現れる天気図も変わってきます。
冬は、等圧線が縦にならんだ西高東低の冬型の気圧配置が続きやすく、その結果、日本列島には冷たい北西からの強い風が吹きます。
一方、春になると冬型の気圧配置はしだいに減ってきて、高気圧と低気圧が日本に交互にやってくるようになり、北西からの強い風が吹きにくくなります。
さらに、冬に比べると日本列島にかかる等圧線の数はぐんと少なくなるため、春の風は穏やかなのです。しかし、春は高気圧と低気圧が交互にやってくるので、気圧配置は毎日のようにかわります。
そのため春の風向きは変わりやすく、また低気圧が急に発達して、ときには嵐をもたらすこともあります。春一番のように強い南風が吹き荒れることもあるのです。
お天気豆知識(2026年03月13日(金))


春になって気温が上がるころに冬のような寒さが戻ってくることを寒の戻りといいます。どのような時に寒の戻りになりやすいか見てみましょう。
まず、気圧配置が西高東低の冬型となって、日本付近に寒気が入ってきた時です。これは低気圧が日本海を通過したあとになりやすい気圧配置で、大陸から寒波がやって来て、時には雪が降ることもあります。
また、移動性の高気圧に日本付近が覆われて、放射冷却現象が起きる時も寒の戻りになりやすい時です。この時は、日中は暖かくなることが多いのですが、朝晩は冷え込み、遅霜がおりることもあります。
そして、日本の南海上に前線があると、関東や東北地方の太平洋側に北東気流とよばれる冷たい気流が流れ込み、寒の戻りになりやすくなります。
この時は天気がぐずつき日差しがない上に、冷たい空気が流れ込んで、気温があまり上がりません。このような時には寒の戻りになりやすいので、薄手の上着などを持って外出するようにしましょう。

