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お天気豆知識(2025年02月07日(金))

がんばれ受験生・1
がんばれ受験生・1

受験シーズンもいよいよ大詰めです。試験を乗り切るためにはそれまでの地道な努力が最も大事ですが、心身ともにベストコンディションで臨むことも大切です。
まず受験当日は、早めに起きるようにしましょう。目が覚めてから十分な時間をとることができなければ、試験が始まっても脳を活発に活動させることができません。夜型の生活で受験勉強を続けている方は、早めに朝型の生活にかえておきましょう。
また、朝食をきちんと食べることも大事です。集中力を高めたり、脳にエネルギーを与えて記憶や情報伝達の能力を高めるなど、食事は試験で全力を出しきるための手助けをしてくれるのです。
さらに早起きをしたなら、朝は時間に余裕を持って出発するようにしましょう。万一の交通機関の乱れなどにも対応できる上、心に余裕を持っていれば、それだけ余計な緊張や心配をしなくて済むようになります。
やるだけの事をやったら、あとは自信を持って試験に臨んで下さい。

がんばれ受験生・2
がんばれ受験生・2

受験生の中には、忙しくて余裕が無くなってくるとついつい食事をおろそかにしてしまう、という方もいることでしょう。特に朝御飯を抜いてしまう方は多いのかもしれません。しかし試験には体力も必要ですから、朝食は欠くことのできないものです。そしてこれは受験当日だけのことではなく、受験勉強をはかどらせるためにも毎日食べる必要があるのです。
朝食でとる栄養分の中でも、特に炭水化物は体温を上昇させてすっきりと目覚めさせてくれるため、受験生にとって大事な栄養素です。頭の中がぼんやりとしたままでは、考えることも記憶することも、能率の悪いものになってしまうためです。
さらに炭水化物には脳を活性化させ、頭の回転を良くする効果もあります。これは炭水化物が分解されて、脳のエネルギー源であるブドウ糖に変わるためです。このブドウ糖は睡眠中にも消費されるので、朝はこのエネルギーが欠乏しています。そのためにも朝食に炭水化物は不可欠な栄養素なのです。
ちなみに、炭水化物はパンやお米から摂取できますが、長時間にわたる試験においては、ブドウ糖の供給が長続きするお米の御飯の方が適しています。
受験生には、夜食を食べながら深夜遅くまでがんばるより、早寝早起きで朝昼晩の3食の食事をとることのほうが適しているといえるでしょう。

過去のお天気豆知識

旬の食材・白ねぎ2025年12月31日(水)
おせち2025年12月30日(火)
お屠蘇(おとそ)2025年12月29日(月)
オーロラのしくみ・12025年12月28日(日)
餅(もち)つき・12025年12月27日(土)
雪崩の種類2025年12月26日(金)

各地の天気

お天気豆知識

旬の食材・白ねぎ

旬の食材・白ねぎ

ねぎと言えば、東の白ねぎ、西の青ねぎと言われるように、関東と関西では好んで食べられる種類が異なり、産地も違います。白ねぎは、別名「根深ねぎ」とも言い、地中に埋まっている白い部分を主に食べる種類です。産地としては関東北部が有名で、群馬や茨城、埼玉や千葉などで多く収穫されています。栄養的には青ねぎの方が優れていますが、臭いは白ねぎの方が強く、この臭い成分が実はすぐれたパワーを持っています。臭い成分の主なものは「アリシン」という物質で、発汗を促して体温を上昇させる働きがあります。風邪をひいた時、ウイルスを退治するにはある程度の体温が必要です。アリシンを多く含んだ白ねぎを食べれば、体温上昇を促すことができます。またアリシンには殺菌効果もあるので、風邪には打ってつけと言えるでしょう。

おせち

おせち

今年も今日を入れてあと2日、お正月は目の前です。お正月ならではの料理といえば、お雑煮とおせち料理ですよね。このおせちは、もともと宮中で節日(せちにち、お祝いの日)の宴会に供されたごちそうのことでした。お正月におせち料理を食べるのは「正月の3日間、女性が休養できるように」とはいわれるものの、本来は神様を迎えている間は物音を立てたり騒がしくせず、台所で煮炊きをするのを慎む、というところからきています。おせち料理は、一般的に重箱に入れられ、基本は四段重ね(地方によっては五段)で、上から一の重、二の重、三の重、与の重といいます。「四の重」といわないのは「四」だと「死」と同音になるからです。一の重は祝い肴、二の重は焼き物、三の重は酢の物、与の重は煮物、(五の重は控えの重)というのが一般的ですが、これも地方によって大きな差があるようです。また最近では有名なお店やデパートの高級おせちが人気ですが、それぞれの家庭でお気に入りのものを入れるオリジナルおせちも楽しいですよね。

お屠蘇(おとそ)

お屠蘇(おとそ)

お屠蘇とは漢方薬の一種である「屠蘇散(とそさん)」を酒やみりんに浸したもので、屠蘇散はサンショウ、ボウフウ、ビャクジュツ、キキョウなど数種の薬草が調合されています。また、酒やみりんにはブドウ糖、必須アミノ酸、ビタミン類が含まれ、アルコールには血行を促進させる働きがあります。お屠蘇には胃腸の働きを盛んにし、風邪を予防するための効果があるので、寒さが厳しく、お酒の量も多くなる年始の時期にお屠蘇を頂くことはまさに先人の知恵と言えるでしょう。正月にお屠蘇を飲む風習は、平安時代に中国から日本に伝わり、嵯峨(さが)天皇の時代に宮中の正月行事として始められたあと江戸時代に一般市民へと広まりました。お屠蘇の「屠」は「邪気を払う」、「蘇」は「魂を目覚め蘇らせる」という意味があるといわれています。年のはじめにお屠蘇を飲むという風習には、無病息災を祈り、心身ともに改まろうという願いが込められているのです。