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九州の洗濯指数

2025年12月19日10時00分発表
洗濯指数凡例 :
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お天気豆知識

雪のできかた

雪のできかた

雪の一粒一粒をよく見てみると、それぞれ複雑な形をしていることがあるのをご存じでしょうか。雪の結晶はどのようにして作られていくのか、その成長過程をたどってみましょう。空気中を漂うたいへん小さなちり粒に、上空のよく冷えた水蒸気が凍りついて球形の氷の粒を作り、やがて六角形の雪の結晶に成長します。その後も周囲の水蒸気を取り込んで成長しますが、このときの気温や湿度などによって様々な形になります。結晶の角から木の枝が6本伸びたような物や六角形の板状の物、針状の物もあります。これらの雪の結晶ははじめはごく小さなもので、落下していく間に別の雪の結晶とぶつかり、複雑に絡み合ったり、衝撃で壊れたりします。また、地上に近づいて気温が高くなると溶け始めたり、雲の中の水滴がくっついたりして、雪が水分を含むこともあります。特に、地上の気温が0度よりもやや高いときには、雪の結晶同士がくっつきやすく、比較的大きな雪へと成長します。なんと直径が10センチメートルという、たいへん大きな雪が降ったという報告もあります。雪はこのように複雑な形に成長しながら、地上へと舞い降りてくるのです。

光環ってご存知ですか

光環ってご存知ですか

あと一週間ほどでクリスマスですが、みなさんはどのように過ごされるのでしょうか。クリスマスというと、なんだかロマンチックなイメージがありますが、私たちの周りにある自然現象にも幻想的なものがあるのです。光環(または光冠)(こうかん)という現象をご存じでしょうか。これは、太陽や月に薄い雲がかかったときにその周りに虹色の輪ができる現象です。この虹色の輪は、雨上がりにできる虹と同じように、外側から赤、橙、黄、黄緑、緑、青というように並びます。光環は、主に太陽や月などの周りにできることが多いのですが、電灯や街灯などでも同じ現象を見ることができます。例えば、霧がかかっている時や雪や雨が降っている時、車のライトの周りに虹色の環(わ)ができることがあります。その降り方によってはライトに虹色の輪ができます。また、冷え込んだ夜には、街灯のガラス板が凍りつき、このガラス板に付いた氷の粒によって虹色の環がかかってみえることもあります。北国では時折お目にかかれるもので、いかにも幻想的な光景です。

雪国の道具

雪国の道具

冬、雪国では、降り積もった雪によって移動が思うようにはいかなくなります。雪の中に深く足が沈んでしまうと、雪の重みが負担となって、一歩一歩がつらく、どんどん体力が奪われてしまうのです。そんな雪の上でもスムーズに移動や運搬ができるようにと昔の人が考案したのが、かんじきやそりです。かんじきは、体重が広い範囲にかかるようにすることで雪に沈みにくくする、足にはめる大きな枠のようなものです。特に、雪の上で使うものは輪になっているため、わかんじきと呼ばれています。これを使うことで、雪に埋まらず表面をすたすたと移動することができるようになります。また、そりは車と比べて接地面積が広いため、かんじき同様雪への沈み込みを緩和し、さらにそりと雪との接する部分で、雪がそりの重みで溶かされ、雪上での滑りがよい乗り物です。北極圏周辺の地域では、昔から馬や犬、トナカイなどに引かせることで、人間の移動目的だけでなく、荷物の運搬にも利用されてきました。現代の日本でも、そりは雪国の生活の中で運搬用に何かと重宝されています。雪国の人々は、昔から雪とうまく付き合うために知恵を絞ってきたのですね。