足湯(あしゆ)
朝晩の寒さが厳しさを増すこの時期、お勧めなのが足湯(あしゆ)です。一日の疲れを癒してくれるお風呂は体の冷えを取るには一番ですが、長時間湯船に入ると心臓に負担がかかるため、体の調子を崩しているときなどは、よくありません。風邪をひいてしまったとき、あまり時間をかけずに体を温めたいとき、手軽にできるのが足湯なのです。足湯は心臓から最も遠い足先を温めることで、下半身の血液循環をよくします。足の裏は神経が集中している場所であり、足は血流の折り返し地点でもあります。そのため、足先から体内へ効率よく熱を補給することができ、全身浴と同じくらい体が温まるというわけです。このため足湯は、お風呂と同じようにリラックスできる上に、上半身には負担が少ないので疲れたりのぼせたりしにくいのです。また、血流がよくなることで新陳代謝が活発になり、足にたまった老廃物を取り除きます。こうしたことから免疫力が高まるとも言われているのです。


