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小寒(しょうかん)

小寒(しょうかん)

1月5日は二十四節気の一つ、小寒(しょうかん)です。このころから寒さは本格的となり、寒風吹きすさび、雪に悩まされるようになります。小寒の始まる日を寒の入りといい、立春の前日までの期間を寒の内、または寒中といいます。この時期のことわざとして、「一月の寒の入りに雷鳴あれば、その年大雪あり」というのがあります。日本海側の地方では、夏よりも冬に雷が発生しやすいもので、西高東低の冬型の気圧配置となって雪雲が執と流れ込んでくるようなときによく発生します。言いかえれば冬の雷は雪を運んでくるものであり、「雪おこし」と呼ばれるのも納得です。ただ、ことわざにある、寒の入りの雷鳴とその年の大雪にはこれといった因果関係ははっきりとしていません。

ズワイガニの呼び名

ズワイガニの呼び名

冬を代表する味覚の一つにカニがありますが、なかでも日本海側の地方で水揚げされるズワイガニの味に舌鼓を打つ方も多いことでしょう。ズワイガニはクモガニ科に属し、同じ種類には、日本固有のタカアシガニという世界最大級のカニがいます。「ズワイガニ」というのは一般的な呼び方ですが、地方によっては様々な呼び名があります。山陰地方では「マツバガニ」、北陸地方では「エチゼンガニ」と呼ばれています。また、石川県ではズワイガニのメスを「コウバコガニ」または「コウバクガニ」、福井県では卵を持ったメスを「セイコガニ」と言います。そのほか新潟県などでは、ズワイガニのことを「タラバガニ」とよぶ地域もあります。

凧(たこ)の仕組み

凧(たこ)の仕組み

今では見かけることも少なくなりましたが、正月の遊びのひとつに凧(たこ)揚げがあります。空を彩る凧が空中で安定した状態で、揚がっていられるのには、仕組みに秘密があります。1つ目は、その形です。一般的な凧には反った形のものが多くありますが、この反りは凧の左右の安定を高める働きをしています。2つ目はしっぽ。凧からなびくしっぽは単なる飾りではなく、空中で回転してしまうのを防ぐ役目を果たしています。3つ目は、凧の骨からのびる数本の短い糸の結び目の位置です。この結び目の位置は、空中での凧の角度を決める重要な役割があるのです。凧には、色々な形や色をした凧がありますが、こんな秘密があったのです。