小寒(しょうかん)
1月5日は二十四節気の一つ、小寒(しょうかん)です。このころから寒さは本格的となり、寒風吹きすさび、雪に悩まされるようになります。小寒の始まる日を寒の入りといい、立春の前日までの期間を寒の内、または寒中といいます。この時期のことわざとして、「一月の寒の入りに雷鳴あれば、その年大雪あり」というのがあります。日本海側の地方では、夏よりも冬に雷が発生しやすいもので、西高東低の冬型の気圧配置となって雪雲が執と流れ込んでくるようなときによく発生します。言いかえれば冬の雷は雪を運んでくるものであり、「雪おこし」と呼ばれるのも納得です。ただ、ことわざにある、寒の入りの雷鳴とその年の大雪にはこれといった因果関係ははっきりとしていません。