寒い冬は冷え性の方にとってつらい季節です。冷え性の原因のひとつに、冷暖房の影響があります。
最近では室内に冷暖房が完備されている所が多いため、特に夏や冬は、屋内と屋外とで気温に大きな差が生じています。そのため、建物の出入りのたびに体は急激な気温の変化にさらされることになり、やがて温度を感じる神経が鈍くなってしまうのです。
また、本来の人間の足のかたちに合わないハイヒールなどの靴を履き続けることも、冷え性の原因になります。温度を感じ取る足の神経が鈍感になってしまい、体が冷えていても熱を出す機能が正常に働かなくなるのです。
さらに、現代は冬でも手軽に冷たいものを口にできる環境にあります。冷たいものを食べ過ぎると、体を内側から過剰に冷やすことになって、体に蓄えられる熱の量が減ってしまい、冷え性になりやすいのです。
お天気豆知識(2026年01月25日(日))


東洋医学では、食べ物は体を温める食材と冷やす食材に分類されています。
体を温める食材には、カボチャやニンジン、タマネギ、トウガラシなどがあり、これらは冷え性を緩和させる効果があります。だからといって、体を温める食材ばかりを食べて体を冷やす食材を避けていては、栄養のバランスが崩れてしまい、体によくありません。調理の一工夫が、体を冷やす食材から温める食材に変え、さらには栄養価を高くしてくれることがあるのです。
たとえば、ナスは生のままだと体を冷やす食材ですが、油でいためることで、体を温める食材に変わります。また、体を冷やすとされるダイコンも、切り干し大根や漬け物にすると体を温めてくれます。
冷え性をふせぐためにも、体を冷やす食材は調理を工夫することで体を温める食材にかえて、何よりバランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

