梅雨の時期は、じめじめとしていてあまり好きではない、という方もいるかもしれません。しかし、こんなじめじめした季節が大好きなのがカタツムリです。
カタツムリは、歌の中などでは「デンデンムシ」とも呼ばれますが、カブトムシやクワガタのような昆虫の仲間ではなく、イカやタコと同じ軟体動物です。その中でも小川などにいるタニシなどと同じ、巻き貝の仲間になります。
カタツムリは軟体動物であるがゆえ、湿気の多い所でないと生きていけません。
体の表面がぬれているのは体が干からびてしまわないための仕組みで、乾いた所でも歩けるように体の下からはねばねばした液体を出しています。そのせいで、包丁の刃の上でも体に傷一つつけることなく平気で移動できるという特技も持っています。
また、カタツムリは強い日差しを避けるために夜に活動するので、日中に見かけることはあまりありません。晴れの天気が続いて乾燥した日には、葉っぱの裏などに貼り付いたり落ち葉の中に隠れたりしています。殻の入り口に膜を張り、自らの殻の中に身を隠すこともあります。
ただ、雨が降って日差しがない日は昼間でも動き回ることができるので、雨の日は葉っぱの上を元気にはいまわるカタツムリの姿を目にする機会が多いのです。
お天気豆知識(2026年06月13日(土))


皆さんは、カタツムリの殻を取ったらナメクジになるのではないか、と考えたことはありませんか。
実際は、殻の中にはカタツムリの内臓が入っているので、殻を取ってしまうとカタツムリは死んでしまいます。
カタツムリの殻は乾燥から身を守る大切な役目を持っていますが、あの殻を作るためにカタツムリは多くのカルシウムを必要とします。
そのため、カタツムリはカルシウムの少ない土地では繁栄することができませんでした。そこで、殻を脱ぎ捨ててカルシウムの少ない土地に進出していったのがナメクジではないかと考えられています。
殻のないナメクジは、乾燥から身を守るためにカタツムリよりもさらに多くのねばねばした液体を体にまとっています。
しかし、ナメクジはカタツムリのように殻に閉じこもることができないため、乾燥した状態が続くと、最後には体の水分を全部出し切ってしまいます。ナメクジは殻がなくて身軽な分だけ、生きるのは大変と言えるのです。

