各地の気象台や観測所では、気温や風と同じように、決まった場所で雪を測っています。以前は雪を測る機械が2種類ありました。雪板(ゆきいた)と呼ばれるものと、雪尺(ゆきじゃく)とよばれるものです。
雪板は、平らな板の上に目盛りを垂直にたてた形をしており、これで降雪の深さを測ります。降雪の観測が終わったあとは、雪板の上にある雪を払いのけて、次の観測時間までの間にどれくらいの雪が降ったのかを観測します。
また、雪尺は地面から伸びた大きな定規のようなもので、これで降雪の深さを測ります。こちらはリセットすることはなく、自然に積もったままの雪を観測します。
平成17年10月より、積雪計を備える気象官署では「積雪」「降雪の深さ」を積雪計により観測しています。積雪計は2から4メートルの高さに送受波器があって、送受波器から雪面までの距離を測定することによって「積雪の深さ」を測ります。
雪面までの距離を測定する方式によって、超音波式と光電式に分類されます。超音波式は、超音波が雪面で反射して送受波器にもどるまでの時間を計測し、温度による補正などを行って、送受波器から雪面までの距離を求めています。
お天気豆知識(2026年01月29日(木))


毎時の「降雪の深さ」は、その時刻の積雪の値と1時間前の積雪の値との差(1時間積雪差)になります。
例えば、12時の積雪が30センチで13時に積雪が35センチに変わった場合、降雪の深さは5センチになります。
6時間、24時間など一定期間に降り積もった「降雪の深さ」を求めるときには、毎時の「降雪の深さ」を足し合わせて求めます。
これによって、今まで人の力に頼っていた測定が自動化され、1日3回だった降雪の深さのデータが毎時間得られるようになりました。
また、雪の多い地域のアメダス、約330か所でも積雪の観測が行われています。

