靴の中の温度は足の甲や足の裏など場所によって違いがあります。靴の表面部分は、直接外気に触れ日射も受けるため、外の気温や日差しによって温度が大きく変わり、外気温が高くて日差しが強く当たるほど熱くなります。
一方、靴底部分は外の気温にはそれほど左右されませんが、気温や日差しによって地面が高温になると、その熱が足の裏にまで伝わってくることがあります。地面が冷えていると靴底は熱を逃がす場所になりますが、夏は地面温度が50度を超えることもあるため、熱を受け取る場所になってしまうのです。
さらに、足の裏は体の中でも特に汗をかきやすい部分です。外気温による汗の増減が少ないため、夏でも冬でも約10時間靴を履いた場合、季節にかかわらず両足で約200ミリリットルもの汗が出るといわれています。
そして、足の甲の部分は、他の皮膚と同じように外気温が高いほど汗の量が増え、夏は足の裏に匹敵するほど大量の汗が出ることもあります。これらのことから、夏の靴の中は高温多湿な環境になっていることがわかるでしょう。
お天気豆知識(2026年05月28日(木))


スーツを着て仕事をされる方などは、夏も冬も一日中革靴を履いていることが多いでしょう。特に、夏の靴の中は高温多湿で不快なものになりがちです。では、どのような靴を選べば夏の靴の中の環境は改善されるのでしょうか。
革靴を履く場合、靴の中を快適にするには合成皮革よりも天然皮革のほうが向いています。これは、天然皮革のほうが湿気を吸う性質や逃がす性質に優れているためです。
また、屋外を歩く場合など靴に日光が当たっているときは、その靴の色によっても温度の上がり方が違ってきます。
白い革靴と黒い革靴を比べてみると、白い革靴の方が革の温度で8度以上も低くなり、涼しくなると言われています。つまり、薄い色のものを履いた方が日射による温度の上昇を抑えることができるのです。
さらに少しでもかかとの高い靴を選べば、地面から受け取る熱を減らすこともできます。このようなことに気をつけて、暑い夏を快適に過ごすための靴選びをしてみてはいかがでしょうか。

