1月から4月にかけて、日本各地で山焼きが行われます。
山焼きで有名な所は静岡県伊豆の大室山(おおむろやま)、奈良県の若草山(わかくさやま)、山口県秋吉台(あきよしだい)などです。
ごうごうと燃え上がる炎は迫力があり、その地方ごとに一種の風物詩となっています。山一面が炎に包まれる光景は圧巻で観光スポットにもなっている所が多いのです。
山焼きは、天気に大きく左右されるもので、穏やかな晴天に恵まれれば、迫力満点の山焼きを見物することができますが、風が強いと飛び火する危険があります。また当日雨が降ったら当然できません。
前日に雨が降り草や地面が湿っていても炎はなかなか広がりませんし、点火に手間がかかってしまいます。
天気に大きく左右される風物詩であるため、山焼きが近づくと、当日の天気を気にかけて、天気予報に一喜一憂する人も多いのです。
お天気豆知識(2026年02月12日(木))


山焼きはいったい何のためにするのでしょう。
一つは焼畑(やきはた)農業と同じで土をよく肥やすためです。
一部の農家で行われる焼畑からも分かるように、焼けた後にできる灰などが肥料となるため、山焼きにより春の芽生えが活性化され若葉が一斉に出てくるのです。地域によってはこれが山菜の収穫にもつながります。
また日本の草原は山焼きをしなければ、いつしか森へと変わってしまいます。このため、カヤなどの草を栽培したりする所では、草原の状態を維持するためにこの山焼きが重要になるのです。
草原は昔、茅葺き屋根や畑の肥料、それに家畜の飼料を得るために人々が生活していく上で欠かせないものだったのです。

