高速道路を走行中、突然の横風にあおられてヒヤリとしたり、ハンドルを取られた経験を持つドライバーは多いのではないでしょうか。その際、とっさにブレーキをかけたり、急ハンドルを切って蛇行してしまった方もいるでしょう。
実際、横風によって起こった事故の多くは、風そのものよりも、風にびっくりしたドライバーの運転操作が直接の原因となっています。
例えば、風速12メートル以上の横風が吹いている場合、時速80キロで走行中の車はその力によって約50センチほど風下に流されると言われています。車が流される距離は、風が強いほどそしてスピードが速いほど伸び、側面積が広いワゴン車やトラックほど顕著に影響を受けます。
さらに、スピードを出している車は実際よりも強く風を感じやすく、必要以上にハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりするのです。
高速道路の場合、すべての車がスピードを出しているため、横風が思わぬ追突事故を起こしたり、スリップ事故誘発します。これらを防ぐには、どのような場所で強い横風が吹きやすいかを予め認識しておく必要があります。
お天気豆知識(2026年04月07日(火))


高速道路で横風を受けやすい所といえば、まず橋の上の道路が挙げられます。橋の上は周りに障害物がないため、川に沿って橋を横切るように風が流れます。
また、谷間を横切るような道路も同様に横風が強い場所です。山間部の高速道路の場合、トンネルとトンネルの間の道路が谷間を走っていることが多く、トンネルを抜けた所で急な横風を受けるため、ドライバーは細心の注意が必要です。
そして、道路脇の壁が途切れている所も横風に注意が必要です。以上のような場所では、ドライバーは横風に警戒しながら運転する必要があります。
実際に横風の強さを確認するためにはどうしたらよいのでしょうか。例えば、横風の吹きやすいトンネルの出口には吹き流しがあり、風速の目安になります。吹き流しが水平にたなびいていたら風速は10メートル以上です。風速8メートル以上の場合、電光掲示板にも表示されるようになります。
このような場合は、あらかじめ速度を控え車間距離を長めにとることが大切です。横風でハンドルを取られても慌ててはいけません。ドライバーの適切な判断と操作で十分に事故を防げるのです。

