甲子園に夕立をもたらす雲に、六甲山地で発生するものがあります。六甲地方では丹波太郎(たんばたろう)と呼ばれる雲です。
この雲が南下して甲子園球場にかかると雨となります。風が強く吹いている間は、丹波太郎の南下が抑えられるため、雨の心配はありません。
しかし、浜風が弱まってくると甲子園にも近づき、にわか雨の可能性が高くなります。
いいかえると、丹波太郎が近づいてくることは、浜風の強さや風向が不安定になる目安になります。
お天気豆知識(2026年08月05日(水))


甲子園に雨を降らすもう一つの雲は、和泉山脈(いずみさんみゃく)に発生する雷雲で、京阪地方で和泉小次郎(いずみこじろう)や和泉太郎(いずみたろう)とよばれる雲です。
和歌山県と大阪府の府県境から大阪湾を渡り、甲子園までやってきます。
この雷雲は弱まりながら北上してくるのが普通ですが、大阪湾へ南西から吹き込む風と、大阪の陸地側から吹き出す風の両方が吹くと、二つの風がぶつかる所で雨雲が発達することがあります。
風のぶつかる所が、大阪湾から甲子園付近に向けてのびる時は、雨の降る可能性がかなり高くなります。
六甲山地からの丹波太郎と和泉太郎が同時に発生して甲子園周辺でぶつかることもまれにあり、その時の雷雨は凄まじいと言われています。

