スキューバダイビングは、海中に潜って熱帯魚やサンゴなど地上では見ることが出来ない風景を楽しむスポーツです。
スキューバダイビングを行う際は酸素ボンベを背負うもの、と思っていませんか。実は背負っているタンクの中身は酸素ではなく、圧縮された空気なのです。水中に潜ったダイバーが吸う空気の圧力は水圧と同じため、水中では地上より濃い空気を吸っているのです。
このとき空気の中に含まれている窒素もふだんより濃いものを吸うことになり、ダイバーが深い海の中から一気に浮上してくると、とりすぎた窒素が体内で気泡となってしまうことがあります。これは「減圧症」といわれる、急な気圧の変化によって起こる症状です。
減圧症の症状は軽いものでは皮膚のかゆみや耳の痛み、関節痛や筋肉痛、重くなると呼吸障害や手足のまひ、更に意識に障害をきたしたり、治療が遅れると生命の危機に至ることもあります。
スキューバダイビングは日常とは違った世界を楽しむことができますが、減圧症などのスキューバダイビング特有の症状もあることを知っておかなくてはなりません。
お天気豆知識(2026年08月23日(日))


私達はふだん感じることはないものの常に空気の圧力を受けて生活しています。地表面より高い場所ほど空気による圧力(気圧)が小さくなり、地表面より低い水中では、深いほど水によって受ける圧力(水圧)が大きくなります。
空気中と水中では圧力のかかり方に違いがあり、大気中での気圧は高度10メートルで1000分の1気圧の変化があります。一方、水中での水圧は水深10メートルで気圧の1000倍、1気圧も変化するのです。
つまり、地上の気圧を1気圧とすると、大気中では3776メートルの富士山山頂でも0.6気圧と地上の圧力の6割程度にしか変化しないのに対して、水中ではたった10メートル潜っただけでも2気圧と、地上の倍の圧力になってしまうのです。
そして、水深20メートルに至っては3気圧、地上の3倍の圧力となり、テニスボールが半分の大きさにまでつぶれてしまうほどの強いものになります。
ただ、圧力の変化に対しては私達の皮膚の感覚はそれほど敏感ではなく、多少の変化はあまり気になりません。それだけに、定められたルールを守ることが重要になります。

