ホタルは天気と関係の深い昆虫で幼虫が上陸するとき、または、産卵や羽化をするときはだいたい雨が降っているときか止んだ後が多いようです。そのため、ホタルを観賞するにも天気が重要な要素となっています。
今にも雨が降りだしそうな曇天で、気温と湿度が高く風が弱い天気のときがホタル観賞には最適な天気なのです。
また、時間は日没後1から2時間後の午後8時ごろが適しています。これは天敵が少なく、且つ、求愛行動にもなる光がハッキリ見える時間帯であるためといわれています。つまり、梅雨の時期だからといっていつでも簡単に見られるわけではないようです。
梅雨に入り曇り空が続くと、気分がめいることもあるかもしれません。そんな時は、光が飛び交う幻想的な情景を探して、ホタル狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。
お天気豆知識(2026年06月02日(火))


一部のホタル発生地が国の天然記念物に指定されているのをご存知ですか。
全国には10箇所あって、そのうち滋賀県米原市の長岡(ながおか)のゲンジボタルおよびその発生地は特別天然記念物に指定されています。米原市では、このほかに息長(おきなが)ゲンジボタル発生地もあって、蛍保護条例を制定し蛍を守っています。
また、山口県の木屋川・音信川(こやがわ・おとずれがわ)ゲンジボタル発生地では、今年もホタル舟を運航する予定です。
志賀高原石の湯(しがこうげんいしのゆ)のゲンジボタル生息地は、日本一標高の高い発生地で、成虫の発生期間も6月中旬から9月初旬までと長いのが特徴です。
近年は水やエサなどの環境の悪化が原因で、自然のホタルが生育する環境は年々減少してきています。これらの記念物に指定された地域でも、環境の変化でホタルが減ってしまった所もあります。お祭りやホタル観賞に出かけた際は、むやみにホタルを捕獲することはせず、静かにじっと眺めるようにしましょう。

