春は緑色の鮮やかなグリーンアスパラガスがおいしい季節です。アスパラガスには白いものと緑のものがありますが、白い方は日光に当てずに育てたもので、日光に当てて成長させたものがグリーンアスパラガスです。ホワイトアスパラガスは、かつては缶詰用が主流でしたが、今では食感の柔らかさを楽しむ、春の味覚として生でも流通しており、どちらも旬を堪能できる逸品です。
アスパラガスは、江戸時代にオランダ人によって日本へ伝わりました。当初は形が珍しかったため、観賞用として庭に植えられていました。その後、大正時代の終わりころに、北海道の冷害対策の作物として試験栽培され、北海道や東北などの寒冷地で食用として作られるようになりました。
そんなアスパラガスは、野菜の中ではタンパク質を豊富に含んでいます。特に新陳代謝を促進し、疲労回復に効果のあるアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。このアミノ酸は、アスパラガスの中から発見されたことから「アスパラギン酸」と呼ばれています。古代ギリシャで既に薬用として扱われていたように、アスパラギン酸を含むアスパラガスは体を元気にしてくれる野菜といえるでしょう。
お天気豆知識(2026年04月23日(木))


アスパラガスは、和洋中すべての料理に使われる食材です。ごまみその和え物やサラダ、グラタンなどいろいろな料理に適しています。
その中でも、アスパラギン酸の役割をより際立たせたいのなら、ナッツ類と一緒に食べ合わせると良いでしょう。ナッツ類には現在の食生活に不足しがちなマグネシウムやカリウムが多く含まれています。これらのミネラル類は疲労を回復させるには欠かせないものであり、アスパラギン酸はこれらのミネラルを運ぶ作用があるため、疲労回復に一役買うというわけです。
そのため疲れを感じるようなときは、アスパラガスとカシューナッツなどを中華風に炒めた料理がおすすめです。おいしいアスパラガスを食べて、健康を維持したいものです。

