光とは細かく振動しながら伝わる波の一種で、その波長の長さによって様々な種類が存在しています。その中で私たちの目で感じることのできる光は「可視光線」と言われる領域の光に限られています。
太陽の光は実際には白く見えますが、これは可視光線の中の様々な色が合わさったために見えるもので、可視光線の中でも波長が最も長いものは赤色、短いものは紫色というように、各波長に色が対応し、プリズムなどに通すとその色が見えてきます。
私たちは目に見える光がすべてと思ってしまいがちですが、太陽は目に見えない光も届けています。
可視光線の赤色よりも波長が長いものが「赤外線」で、地球に降り注ぐ太陽光線の40パーセント以上を占めています。赤外線は熱を生み出す効果が大きいため、日光の中でも暖かさの源として「熱線」と呼ばれることがあります。
また可視光線の紫色よりも短い波長の光は「紫外線」です。紫外線は太陽光線の6パーセントほどに過ぎないものの、体に与える影響は強く肌を焼いたりシミやシワを作るだけでなく、皮膚がんを招く恐れもある有害なものです。
このように太陽の光は、その波長によって種類や性質が違うのです。
お天気豆知識(2026年04月25日(土))


日光に含まれる紫外線は人体に害を与えるために悪者というイメージがあります。しかし、この嫌われ者の紫外線を上手く利用して、有益なものにしている例もあるのです。
紫外線は細胞にダメージを与える性質がありますが、これを利用した技術として、殺菌や消毒といったものがあります。
紫外線によって食品や半導体などの部品を消毒すると、水を利用するよりも、隅々まで洗浄できて効率がよいのです。その上、強い紫外線によって殺菌作用のあるオゾンを作り出せば、オゾン自体の殺菌効果だけでなく、吹き付けることで、小さなほこりを飛ばすこともできます。
また、この殺菌、消毒の技術を利用して下水を浄化することもできるようになっています。紫外線を利用した浄化は、塩素による殺菌よりも環境にやさしい技術といえるでしょう。
さらには、紫外線を当てることで接着剤や塗料が瞬時に固まるといった技術もあります。特にインクを早く固めることで印刷をより効率よく進められるようになります。
紫外線は人体にとっては有害なものですが、上手に利用することで私達の生活をより良くする有効なものにもなるのですね。

