「光化学オキシダント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。光化学スモッグと言われることもありますが、工場や車から排出される窒素酸化物や炭化水素類などが光と反応して発生する汚染物質のことです。
光化学オキシダントは、日差しが強くて気温も高く、さらには風の弱い日などに高濃度になりやすく、ある程度の濃度を超えると体に悪影響を与えます。そのため、各自治体では光化学オキシダントを含めた大気汚染物質を日々監視しており、光化学オキシダント濃度が高くなり、気象条件によってその状態が継続すると見られるときに「注意報」を発令する決まりになっています。
天気に関係する注意報や警報は、気象台から発表されますが、「光化学オキシダント注意報」は各都道府県の知事が発令することになっています。
特に夏の太平洋高気圧に覆われる時は、日差しが強い、気温が高い、風が弱い、といった光化学オキシダントの発生しやすい条件がそろいます。
光化学オキシダントは強い酸化力を持つため、目やのどへの刺激、農作物にも影響を与えます。この夏も十分注意する必要があります。
お天気豆知識(2026年07月09日(木))


光化学オキシダント注意報が出たら私たちはどうしたらよいのでしょうか。
屋外にいる場合はすみやかに屋内へ入り、風向きに考慮して窓を閉めるなどの措置が必要です。これは、窓を閉めて外気を遮断することで、有害な空気に触れないようにするためです。
そして目がちかちかしたり、のどへの刺激を感じたら、目を洗ったり、うがいを行い安静にしましょう。
注意報を発令した際に都道府県の知事は、原因となる物質を削減するために工場や事業場等に対して排出の削減を求め、自動車の使用者には運転の制限を求めます。
光化学オキシダント注意報が発令されたら、車の運転を控えるなど原因物質の削減に努めるようにしましょう。

