夏の海水浴シーズン、海で遊んでいる途中に海水を飲み込み、塩辛さに驚いた人は多いのではないでしょうか。なぜ川や湖の水はそうではないのに、海水は塩辛いのでしょう。
海水が塩辛いのは、当然水の中に塩が溶け込んでいるからです。塩はミネラルの一つ、ナトリウムからできています。そのほかにも海水にはマグネシウム、カリウム、カルシウムなど、微量ながらも多くの種類のミネラルが含まれています。
これらは岩や土などに含まれ、陸地に降った雨によって水に溶け出し、川から海へと流れ出たものです。つまり、海の水に溶けているミネラルは、もともと陸地にあったものなのです。これが海の水の塩辛さの原因です。
しかし、それなら川の水も塩辛くてもよさそうですが、海水だけが塩辛い理由は水の蒸発にあります。川の水はたまることなく海に流れ込みますが、海に流れた水は太陽の熱によって温められて蒸発します。
このとき、塩分は蒸発しないため、海の中に残ります。そして、蒸発した水は再び雨となって陸地に降り、川となってミネラルを運びます。
このように地球を循環する水は、陸地から海にミネラルを繰り返し運ぶため、それらは海に蓄積されます。海水が塩辛い原因は、水が蒸発することにあったのです。
お天気豆知識(2026年07月14日(火))


塩は、海水の中や岩塩としてなど、さまざまな形で存在しています。塩は、人間が生きていくために欠かせないため、人々は古くから塩をそこから取り出し、食用に作ってきました。
海外では主に岩塩から作られてきましたが、岩塩がなく雨が多いという気候の日本では、海水から濃い塩水を採り、これを煮詰めて塩を作ってきました。
海水から塩を作る方法は、家庭でも簡単に出来ます。次のような手順で、海水から塩を作ってみましょう。
まず、きれいな海水を鍋に移し、弱火でゆっくり煮ます。海水の量がはじめの10分の1くらいになり、白く濁ってきたら火を止めます。ここで白く濁っているのは、塩ではなくカルシウムの化合物です。
この不純物をろ過して取り除いたあと、別の鍋に入れてさらにゆっくり煮ていきます。次第に塩の結晶が出てくるので、完全に煮詰まる少し前に火を止めます。
できた塩はザルなどにあげて水分を切り、乾かします。このとき出てくる水分はにがりです。塩とにがりとを分離させたら塩の完成です。

