どの季節にも関わらず星座を楽しむ際は、正確な「北」の方角を教えてくれる北極星をまず見つけましょう。北極星はさまざまな星座を見つけるための手助けになってくれるからです。
北極星を見つけるには北の夜空を眺めます。星空を見慣れている方ならすぐに発見できるかもしれませんが、北極星の周辺にある星を手がかりにすると見つけやすくなります。
今の時期なら夜7時ころ、北東の空にひしゃくの形に並んだ7つの星「北斗七星」が輝いています。北斗七星は、比較的明るい星々からできていることや、日本ではほぼ1年中見られることもあって、数ある星の並びの中でも最もよく知られています。
北斗七星のひしゃくの先にある2つの星の間隔をひしゃくの先端から5倍に延ばした先にあるのが目的の北極星です。同じように、北西の空に輝くカシオペヤ座も北極星を探す手助けとなります。
カシオペヤ座のWの両端2つずつの星がつくるラインをそれぞれ延ばし、その交点とWの真ん中にある星との距離を5倍に延長すれば、同じように北極星を探し当てることができるのです。
お天気豆知識(2026年03月15日(日))


北極星は、その姿を見ることのできる北半球では常に真北の方角で輝いていますが、見える高さは場所によって異なります。
北極星は、北極点では頭の真上に見ることができます。そして南に行くほどその高さは低くなっていきます。赤道上ではちょうど地平線すれすれの所にまで低くなります。
このことから想像がつくように、北緯90度ではその見上げる角度は90度であり、赤道上では見上げる角度は0度になります。つまり、北極星を仰ぎ見る角度というのはその場所の緯度と同じ数字になっているのです。
昔、大航海時代とよばれた時代に活躍したヨーロッパの船乗りたちも、北極星によって方位とその場所の緯度について知り、大海原のなかでも自分の船の位置を知ることができたといわれています。
また、江戸時代に世界的にも評価が高い正確な日本地図をつくった伊能忠敬(いのうただたか)も、北極星を利用することで方位磁石より正確な方位とその土地の正確な緯度を知り、地図に修正を加えていたといわれています。

