凧(たこ)の仕組み
今では見かけることも少なくなりましたが、正月の遊びのひとつに凧(たこ)揚げがあります。空を彩る凧が空中で安定した状態で、揚がっていられるのには、仕組みに秘密があります。1つ目は、その形です。一般的な凧には反った形のものが多くありますが、この反りは凧の左右の安定を高める働きをしています。2つ目はしっぽ。凧からなびくしっぽは単なる飾りではなく、空中で回転してしまうのを防ぐ役目を果たしています。3つ目は、凧の骨からのびる数本の短い糸の結び目の位置です。この結び目の位置は、空中での凧の角度を決める重要な役割があるのです。凧には、色々な形や色をした凧がありますが、こんな秘密があったのです。