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アマダイ

アマダイ

秋から冬にかけて旬をむかえる魚に「甘鯛」があります。名前に「タイ」がついているもののタイ科の魚ではなく、分類上はスズキ目アマダイ科アマダイ属の魚で、別の種類になります。身は水分が多くてやわらかいため、あまり刺身では食べず、干したり粕漬けなどにして食べられています。甘鯛は、太平洋では主に駿河湾より西、日本海では若狭湾より西の海域の水深30メートルから150メートルの砂や泥のある海底に生息していて、九州西部や東シナ海で盛んに漁が行われています。甘鯛のえさは、カニやエビ、巻き貝、イカ、小魚などさまざまです。また、甘鯛の胃袋からは決まって砂や泥が出てきますが、これは海底の砂や泥の中に頭をつっこんでえさを食べる時、一緒に胃の中に入ったものです。このとき、同時にうろこがはがれてしまうこともありますが、「再生鱗(さいせいりん)」といって、はがれてもすぐに次のうろこが生えてくるようになっています。

結露の起きやすい家

結露の起きやすい家

冬になると窓ガラスの内側に水滴がつくことがあります。窓ガラスについた水滴は、部屋の中の水蒸気がガラスの表面で冷やされて水になったものです。この現象は「結露(けつろ)」と呼ばれ、冬に多く現れます。結露が発生するのは、窓ガラスの内側ばかりとは限りません。空気のよどむ部屋のすみや奥まった所、温度の下がる所で起こりやすく、タンスなどの家具の裏側や押し入れ、壁や天井などがそれにあたります。例えば、家具を壁にぴったりつけていると、熱の流れや空気の流れがなくなるため、結露が発生しやすくなります。また、洗濯物を部屋の中で干すと、空気中の水蒸気が増加し結露が起きやすくなります。同様に、石油ストーブやガスストーブは、熱と一緒に結露のもととなる水蒸気を出します。こうした暖房機器を使えば使うほど、空気中の水分が増え、結果的に結露の原因になります。さらに、暖房している部屋としていない部屋があるだけでも、その温度差によって結露が起きやすくなります。結露は物の表面だけでなく、部屋の壁の内側、床などでも発生し、水滴が頻繁にできる状況になると、カビが増殖しやすくなります。その結果、カーテンを汚すばかりか住宅に大きな被害を及ぼすことがあります。また水滴が凍る場合は、さらに深刻な被害が懸念されます。凍りついた露が冬の間に大きな氷のかたまりに成長し、春先になるとこの氷が一気にとけるため住宅を水びたしにしたり、家屋のきしみを引き起こすのです。

息が白く見えるのは

息が白く見えるのは

冬の朝、家を出ると自分の吐く息が白くなることに気づきます。息が白くなるのは気温が低いときですが、これは口の中の温度と外の気温の差が大きいためにおこります。人の口の中の温度は、体温とだいたい同じくらいで約36度です。口の中の暖かい空気が外に出ると、暖かい空気中に含まれる水蒸気は急に冷やされ水滴にかわります。普段、水蒸気は目に見えませんが、水滴になると白く見えるようになるのです。吐く息が白く見えはじめる温度は、外の気温が約13度以下になってからが目安と言われています。ただし、口の中の湿度はもともと高いので、13度より少し高めの温度でもうっすら白く見えることもあるようです。温度は全然違いますが、他にも白く見えるものに、沸騰したやかんからでる湯気やお風呂の湯気、また、冷え込んだ朝に川や湖の水面から立ちのぼる霧などがあります。これらも、息が白くなるのと同じ現象でおこっているのです。